日本人医師5名がカンボジアで国家勲章を受章
2023年10月、特定非営利活動法人ジャパンハートの医師5名が、カンボジア王国の最高位勲章「ロイヤル・モニサラポン勲章」の大十字章を受章しました。この栄えある賞は、彼らの16年間にわたる医療支援活動と、カンボジアの医療水準向上への貢献が高く評価された結果です。受章者である嘉数真理子、佐藤抄、神白麻衣子、𠮷岡秀人、𠮷岡春菜の5名は、それぞれ異なる専門性を持ちながら、国内外での医療活動に尽力しています。
ジャパンハートとは
ジャパンハートは、2009年にカンボジアにおける医療支援を開始。2016年には無償で包括的な医療サービスを提供する病院を開設し、このたび2025年には新たに「ジャパンハートアジア小児医療センター」を首都プノンペン近郊にオープン予定です。この新しい病院では200床を持ち、特に小児がんの無償治療に力を入れています。
新病院は、医療格差を解消することを目的としており、開発途上国における生存率を向上させるための最前線となるでしょう。今後、カンボジア全体の医療水準を引き上げるとともに、アジア地域における医療の平等を実現するための大きな一歩として位置付けられています。
受章者の活動
受章した医師たちは各々が重要な役割を果たしています。たとえば、創設者であり小児外科医の𠮷岡秀人氏は、医療支援活動の指導に加え、現場での手術にも関与し続けています。理事長の𠮷岡春菜氏は、寄付を通じての病院建設や運営に尽力しており、無償医療活動を続けるための基盤を整えています。そのほか、自身の専門分野で患者を救っている神白麻衣子氏や、がん治療の推進に貢献した嘉数真理子氏、全プロジェクトを取り仕切る佐藤抄氏も重要な役割を担っています。
新病院の役割と未来への展望
2025年10月31日に開院予定の「ジャパンハートアジア小児医療センター」は、アジア地域における小児医療の新たな拠点となります。病院では、特に小児がん治療の無償化を目指しており、患者の生存率を向上させるための専門的なトレーニングも進めていく方針です。カンボジアの新たな国際空港の近くに位置し、アクセスの向上を図っています。これにより、周辺国からの医療支援や患者の受け入れも可能となります。
病院は、単なる医療提供の場を超え、「子どもが来たくなる病院」という理念のもと、患者やその家族の心も支える環境作りを目指しています。今後も、独自の取り組みを段階的に実装し、より多くの子どもたちとその家族に寄り添った医療を提供していく計画です。
おわりに
今回の国家勲章受章は、医療支援活動の重要性と、その影響がどれほど大きいかを示す素晴らしい証です。カンボジアにおける医療格差解消を目指すジャパンハートの挑戦は、これからますますの期待が寄せられています。彼らの活動が水準の向上にどのように貢献していくのか、引き続き注目していきたいところです。