野村アセットマネジメント、責任投資評価で高評価
野村アセットマネジメント株式会社(以下、野村AM)は、責任投資原則(PRI)による2024年の年次評価で、8項目で最高評価の「5つ星」を獲得したことを発表しました。これは前年の6項目から一段と評価が向上し、全10項目のうち8項目での高評価は、同社の責任ある投資への取り組みが着実に成果を上げていることを示しています。
PRIの年次評価は、各署名機関が提出するレポートをもとに、責任投資の実施状況を5段階で評価するものです。野村AMは「ポリシー、ガバナンス、戦略」という全体の方針のほか、自家運用に関する上場株式や債券の部門でも、昨年の評価に続き高い評価を獲得しました。特に、委託運用においては上場株式、債券ともに昨年の4つ星から5つ星に格上げされ、これにより評価全体の信頼性が確立されました。
評価の向上には、「外部マネジャーの選定」において得られたスコア上昇が大きく寄与しています。これは、野村AMが将来を見据えた運用方針を一貫して推進してきた結果であり、持続可能な資産運用という理念を具現化する姿勢を反映しています。さらに、責任ある機関投資家としての役割にも重きを置いており、投資先企業の社会的価値の創造を支援する「投資の好循環(インベストメント・チェーン)」を重視しています。これにより、単にお客様の資産形成を図るだけでなく、社会全体への貢献をも果たしているのです。
今回の評価向上は、野村AMが持続可能な投資の先駆者としての地位を一層強化するものです。今後同社は、グローバルなお客様から選ばれる日本を代表する運用会社として、責任ある機関投資家としてESG課題の解決に向けた取り組みを継続していく方針です。
責任投資原則とは、2006年にアナン国連事務総長によって提唱されたもので、環境、社会、ガバナンス(ESG)を投資分析及び意思決定に取り入れることを目的としています。野村AMは2011年3月にPRIへ署名し、この理念を基に責任投資に関する活動を強化してきました。
具体的な内容は、以下のレポートをご覧ください。これにより、投資家や企業がどのように責任ある投資を実現していくのか、その道筋が明確になります。
このように、野村AMは今後も責任ある機関投資家として、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を通じて、持続可能な社会の実現に寄与していくことでしょう。