学生による詐欺防止アート
2025-03-13 13:29:30

大阪芸術大学学生が特殊詐欺防止に向けたシャッターアートを展開

大阪芸術大学デザイン学科の挑戦



大阪芸術大学デザイン学科の学生たちが、特殊詐欺防止に向けた新たな取り組みを始めました。このプロジェクトは、関西みらい銀行と大阪府警察からの依頼を受けてのもので、学生たちは「特殊詐欺被害防止をテーマにしたシャッターアート」を制作しました。

特に注目すべきは、完成したシャッターアートが大阪府内の無人ATM出張所に設置されている点です。具体的には、3つの出張所にそれぞれ異なる作品が展示され、詐欺の危険性を色鮮やかに伝えています。このアートは、視覚的に詐欺被害の恐ろしさを直感的に把握できるよう工夫されており、利用者に対して強いメッセージを送っています。

お披露目式の様子



この取り組みの一環として、2月上旬に大阪市阿倍野区にある関西みらい銀行阿倍野阪南出張所でお披露目式が行われました。このイベントには、学生代表である松井桃花さんや、関西みらい銀行の西山和宏社長も出席し、その意義を語りました。

特に松井さんの作品は、最優秀賞を受賞しており、彼女が表現した作品には深いメッセージが含まれています。「入金をしに行く年配の方と、入金したことを確認し喜んでいる詐欺師を描いた」と松井さんは語ります。この意図は、詐欺の二面性を視覚化し、見る人に恐怖心を呼び起こすこと。松井さんは、「シャッターを見ることで、誰かが損をし、誰かが得をしている状況を想像してほしい」と訴えます。

アートが持つ力



阿倍野阪南出張所だけでなく、南海浅香山出張所(堺市)に藤森あかりさん、藤が尾出張所(交野市)に小田穂の佳さんの作品も展示され、各学生がそれぞれの視点から詐欺対策をデザインしています。特に優秀賞の作品も、詐欺被害防止のメッセージを色鮮やかに伝えています。

デザイン学科では、学生の創造力を引き出すための幅広いカリキュラムが用意されており、実践的なプロジェクトを通じて社会に貢献するデザイナーの育成を目指しています。このように社会的な問題に取り組む姿勢は、学生たちにとっても貴重な経験となり、未来の力となるでしょう。

このシャッターアートを通じて、金融機関を訪れるお客様の詐欺に対する意識が高まり、その結果、未然に詐欺被害を防ぐきっかけとなることを期待しています。そして、これからも大阪芸術大学デザイン学科が社会にインパクトを与えるプロジェクトを展開していくことが待ち望まれます。

大阪芸術大学デザイン学科の概要:学生が創造力を最大限発揮できる環境を提供し、社会で活躍するデザイナーの育成を目指します。デザイン理論から実践までの多様なカリキュラムを展開し、地域との連携を通じて実践的経験を積む機会が豊富に用意されています。


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大阪芸術大学
住所
大阪府南河内郡河南町大字東山469
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