北海道初のAR動物体験が旭川医科大学病院で開幕
SoVeC株式会社が開発したロケーションベースARアプリ『XR CHANNEL』を活用した新たな取り組み、AR動物体験『ARどうぶつえん』が旭川医科大学病院にて2026年11月2日より運用をスタートします。このプロジェクトは、株式会社STARIUMとの共同開発によるもので、スマートフォンやタブレットを通じて、まるで実際の動物が目の前にいるかのようなリッチな体験を子どもたちに届けます。
入院中の子どもたちに新たな体験を
長期入院や通院が必要な子どもたちは、日常生活において、外出や旅行ができず、様々な体験の機会が制限されています。旭川医科大学病院は、函館市や帯広市など道北・道東地域から多くの患者を受け入れており、その中には長期療養が必要な子どもたちも少なくありません。そんな状況の中で、楽しみや学びのきっかけを提供したいという思いから、『ARどうぶつえん』が導入されました。
この新しい体験は、病院という制限された空間の中でこそ、子どもたちに新たな発見や驚き、そして楽しみをもたらします。ARを利用することで、難しい中心都市への移動ができない子どもたちにも、動物との貴重なふれあいの機会を提供できます。
XR CHANNELによる医療現場での新しい体験
『XR CHANNEL』は位置情報と空間認識技術を用いて、現実空間にデジタルコンテンツを組み合わせることで、ユーザーに新たな体験を提供するプラットフォームです。観光やエンターテインメントといった分野での実績を持つこのアプリは、医療や子ども支援という新しい領域での展開が期待されています。病院内で子どもたちがスマートフォンやタブレットを通じて実物大の動物たちと触れ合うことで、驚きや発見の体験が生まれます。
ARどうぶつえんの詳細
『ARどうぶつえん』は、AR技術を活用し、リアルな動物を表示するXRコンテンツです。導入された旭川医科大学病院は、北海道内初、全国では2施設目の常設導入事例となります。このコンテンツは、旭川市旭山動物園の監修のもと、生態や動作を学ぶことができ、利用者はスマートフォンをかざすことで、その場に動物がいるかのような感覚を楽しめます。
病院内では、以下の場所に動物たちが登場します。
- - 2階の病院正面玄関ホールではキリン
- - 4階のエレベーターホール前にはホッキョクグマ
- - 4階の病棟プレイルームにはレッサーパンダ
この運用は、毎日8:30から17:00まで行われ、入院中の子どもたちが接触できる新たな体験の拠点となります。
地域の支援による持続可能な運営
『ARどうぶつえん』の運営は地域企業や団体の協賛によって支えられています。この取り組みは病院側に過剰な費用負担をかけることなく継続的な運営を可能にしており、地域全体で子どもたちの体験を支える仕組みがあります。SoVeCは、XR技術を活用し、地域社会や企業と協力して持続可能な社会モデルの実現を目指しています。
今後の展望
SoVeCは、医療や教育、福祉などの分野にXR技術を活用した体験価値の創出をさらに推進していきます。今後も、多様なコミュニケーションの可能性を追求し、より多くの方々に新たな体験を提供していく予定です。
以上の取り組みにより、今後も北海道内でのAR技術の普及や子ども支援活動のモデルケースとして、どのように発展していくのか注目が集まります。