自立支援機器を活用した就労支援プロジェクトが始動 - 説明会は全国で開催！

自立支援機器を活用した就労支援プロジェクト始動

障害者の就労を促進するための新たなプロジェクトが、テクノエイド協会によって始まります。この「自立支援機器を活用する就労支援プロジェクト」は、障害のある方々が働く環境に自立支援機器を導入し、その効果を実証することを目的としています。テクノエイド協会（東京都新宿区）は、厚生労働省の助成を受けてこのプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトは、製造事業者、障害者雇用企業、仲介者が協力し、自立支援機器を実際に使用してみて、その効果や課題を現場で評価するというものです。この取り組みに参加するチームには、機器の実証に必要な費用の一部が支援されます。

開催される公募説明会

このプロジェクトを広く知ってもらうために、公募説明会が大阪、福岡、東京の3都市で開催されます。説明会は2025年の6月に行われ、それぞれ以下の詳細で実施されます。

- 大阪会場 6月13日(金) 13:30〜16:30 ハービスＨＡＬＬ小ホール
- 福岡会場 6月20日(金) 13:30〜16:30 TKPガーデンシティ博多新幹線口プレミアムホール
- 東京会場 6月27日(金) 13:30〜16:30 新丸ビルコンファレンススクエア Room901

参加費は無料で、現地に参加できない方のために、各会場でのWEB配信も行われます。

モニター評価チームの公募

本事業では、「モニター評価チーム」として自立支援機器の製造事業者等を中心に構成されるチームを公募します。このチームには、実際に支援機器を使用し、その効果や改善点を評価してもらいます。たとえまだチームを編成していなくても、参加希望者は大歓迎です。公募説明会では、チーム形成の手助けとなるマッチングの機会も提供されます。

自立支援機器の需要とその課題

近年、障害を抱える方々のニーズは多様化しています。そのため、各人に適した支援機器の選定や導入には課題が少なくありません。事業では、製造業者と障害者雇用に取り組む企業、また就労支援を行う専門家が協力し、モニター評価を通じて支援機器の活用の実態を明らかにします。評価結果は広く周知され、支援機器の開発や普及の後押しとなることが期待されています。