新しい除菌システム「エアライザー」とは
近年、感染症対策の重要性がますます増す中、私たちの生活環境を清潔に保つための新たな技術が注目されています。その一つが、株式会社ホタルクスが開発した「エアライザー」という天井裏ダクト接続型の高性能除菌システムです。2026年の販売開始を目指して製造が進められています。
このエアライザーは、オフィスや病院、工場など大空間での使用を想定し、室内空気中の細菌、ウイルス、カビを効果的に除去することができます。特に、深紫外光(UVC)LEDを使用しており、これに光触媒フィルターを組み合わせることで、通常の空気清浄機では考えられないレベルの衛生環境を実現します。
製品の特長
エアライザーの内部構造は、除菌効果を最大限に引き出すために設計されており、非常に高い除菌力を誇ります。次のような特長があります:
- - 水銀フリーの光源:環境に優しく、健康にも配慮した設計です。
- - 静音性:駆動部を持たないため、使用時の騒音が発生しません。
- - 広範囲対応:一般家庭に向けた空気清浄機よりも適用床面積が大きく、広い空間でも効率的に使用できます。
- - カビとVOCの除去:光触媒フィルターにより、カビの発生を抑止すると同時に、揮発性有機化合物(VOC)を分解します。
また、実際の効果に関しても、日本電機工業会の規格に基づいて評価されており、25m3の密閉空間で試験を行った結果、エアライザー設置後20分でウイルスや細菌の99.9%を除去、カビは60分で同じく99.9%除去できることが証明されています。
会社情報
株式会社ホタルクスは、1950年に日本電気株式会社のラジオ事業部として蛍光ランプの試作を開始し、70年以上にわたって照明事業を展開してきました。2019年には新たに株式会社ホタルクスとして事業を継承し、これからも「照明+α」をキーワードに、安全・安心・快適な商品を提供し続けています。
本社は東京都港区にあり、代表取締役社長は山村修史氏が務めています。エアライザーの開発を通じて、同社は光の力でより清潔な空間を実現し、私たちの生活を豊かにすることを目指しています。
まとめ
新型コロナウイルスなどの影響を受け、空間衛生に対する意識は高まっています。「エアライザー」は、最新技術を駆使した高性能な除菌システムであり、今後ますます需要が高まると考えられます。安心して過ごせる環境作りにおいて、同システムがどのように貢献していくのか、目が離せません。