デジタルスキル教育の新時代が到来
2023年、パーソルワークスデザイン株式会社がICDL(International Computer Driving License)公認テストセンターとして業務提携を結びました。これにより、日本国内でも世界標準のデジタルスキル認定を受けることが可能となります。
ICDLの概要
ICDLは、職場や教育の場で必要とされるデジタルスキルを体系的に評価し、認定する国際的なプログラムです。このプログラムは、1997年に設立されたICDL財団により運営され、すでに100か国以上で1,600万人を超える人々がその恩恵を受けています。ICDLの特徴は、その豊富なモジュール数で、30以上の科目を提供しているため、様々なニーズに応じることができる点です。
日本におけるデジタルスキルの必要性
デジタル社会が急速に進展する中で、企業も個人もデジタルスキルを習得する必要性が増しています。ICDLのプログラムを通じて、パーソルワークスデザイン株式会社はユーザーのPCスキルを世界基準で評価し、改善する機会を提供します。
教育システムへのICDLの導入
ICDLは、特に教育機関におけるICT教育を評価する基準として役立ちます。また、人材採用時や企業内での人事評価においても、デジタルスキルの客観的な指標を提供することができます。さらに、リスキリングや自己啓発のためのプログラムとしても活用されています。
SDGsとの関連性
ICDLが掲げる目標は、世界的な持続可能な開発目標(SDGs)に即しており、特に4.4の「ICTスキルを有する若者や成人の割合」に関連しています。ICDLのモジュールは、EUが提唱するデジタルスキルフレームワーク「DigComp」にも多く対応し、これからの社会に必要とされるスキルを提供します。
パーソルワークスデザインのビジョン
パーソルワークスデザインは、今回の提携を通じて、「世界標準のICT教育を日本へ」のビジョンを掲げています。特に中小規模の企業や教育機関に対して、ICDLを基にした教育プログラムを広め、デジタルスキルの向上を推進を図っていきます。また、「日本リスキリングコンソーシアム」にも参加し、あらゆる層の人々がデジタルスキルを磨く機会を提供し続ける姿勢が見えます。
今後の展望
今後、ICDLプログラムを利用したデジタルスキル教育の普及は、より多くの人々にとってのチャンスを生み出すでしょう。これにより、労働市場においても競争力の向上が期待され、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進にも寄与することが予想されます。教育、テクノロジー、ビジネスの横断的な取り組みがカギとなります。
パーソルワークスデザインの公認テストセンターの詳細は、公式ウェブサイト
こちら からご確認いただけます。
この業務提携を契機に、より多くの人がデジタルスキルを獲得し、社会全体の発展に貢献できることを願っています。