ターキッシュ エアラインズ、ビジネスクラスでの新たな試み
ターキッシュ エアラインズがビジネスクラスの一部フライトで新たに導入した「世界最古のパン」は、航空旅行に一層の深みを加える試みです。このパンは、古代小麦の「エンマー」と「一粒小麦」を使用し、アナトリア地方の悠久の歴史を背景に持つ特別な製法で作られています。これにより、機内食だけでなく、文化や食の歴史をも体験できる機会が提供されます。
新メニューは2024年9月22日、イスタンブール発ニューヨーク行きのTK3便で正式に提供が開始されました。初便では、トルコ共和国文化観光省と共同で、アナトリア地方の考古学的遺跡を収めたフィルムも上映され、食事を楽しむだけでなく、歴史への理解を深める貴重なひとときとなりました。
パンの特徴と提供方法
この古代パンは、フライト中に温められた後、特製の袋に入れてバターとオリーブオイルと共に提供されます。トルコ・イスタンブールに拠点を置くターキッシュ DO&CO社が新鮮に仕込んだこのパンは、同社の著名な料理史家オミュル・アッコル氏と学者チェティン・シェンクル氏の監修のもとで開発されており、特別な機内食としてビジネスクラスの乗客を魅了しています。
歴史的背景
「世界最古のパン」は、アナトリア地方を起源とする農業の歴史を色濃く反映しています。この地域では約12,000年前に狩猟採集から定住農耕へと社会が移行し、小麦の栽培が始まりました。この発見は、食生活や社会構造に革命的な変化をもたらし、現在の食文化の基盤となる重要な要素を生み出しました。
ターキッシュ エアラインズは、顧客に高い評価を受けているトルコ料理を含む豊かなメニューを提供しています。味わい豊かな機内食の80%は地元の生産者から調達され、新鮮な食材を使用した料理が毎日作られています。特に特別なブティックスタイルのサービスにより、ゲストはユニークな食体験を楽しむことができます。
取締役会のコメント
ターキッシュ エアラインズの取締役会および執行委員会会長であるアフメット・ボラット氏は、この新しい機内メニューについて次のようにコメントしています。「私たちは、ビジネスクラスのゲストに世界最古のパンを提供できることを誇りに思っています。このパンは、アナトリア地方の発掘調査から再現されたもので、トルコの伝統料理において重要な役割を果たしています。過去と現在をつなぐ特別な体験になることを期待しています。」
ターキッシュ エアラインズについて
1933年に設立されたターキッシュ エアラインズは、464機の航空機を運航し、世界130ヶ国349都市に広がるネットワークを持つ、国際線296路線と国内線53路線のフラッグキャリアです。今後もさらなるグローバルな事業拡大と顧客満足の向上を目指しています。このような取り組みを通じて、ターキッシュ エアラインズは航空業界のリーダーとしての位置を確立しています。
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新たに加わったビジネスクラスのパンを通じて、ターキッシュ エアラインズはゲストに特別な体験を提供し続けていきます。