ローデ・シュワルツのDisplayPortテストソリューションが正式にVESAに認定
近年、ディスプレイ技術は急速に進化し続けており、その中でもDisplayPort技術は注目を集めています。特に、ローデ・シュワルツが提供するDisplayPortテスト・ソリューションが、Video Electronics Standards Association(VESA)から正式に認定を受けたことは、技術業界における大きなニュースです。
この承認は、ローデ・シュワルツが物理層テストのために、高品質なソリューションを提供することを誓う中での重要な一歩となります。この新たに認定されたテストソリューションは、特にDisplayPort 2.1 (HBR X)トランスミッタのメーカーに向けたもので、確実に製品検証を行うためのツールセットを提供します。
確かな能力を持つR&S RTPオシロスコープ
ローデ・シュワルツのテストソリューションは、R&S RTPオシロスコープとR&S ScopeSuiteのテスト自動化ソフトウェアを基に構成されています。これにより、DisplayPortコンプライアンス・テストを自動化することができ、テストの効率性を大幅に向上させます。業界の技術革新の波に乗り、メーカーは安心して新たな製品を市場に送り出すことができるのです。
さらに、ローデ・シュワルツはDP80(UHBR20)、DP54(UHBR13.5およびUHBR10)、DP8k(HBR3)といった異なるデータレートをサポートするDisplayPortケーブルやコネクタのテスト用として、同社のベクトル・ネットワーク・アナライザも承認されています。最新モデルのR&S ZNB3000は、卓越した測定速度を誇り、短時間での試験を可能にしました。
統合プラットフォームでの効率的テスト
また、ローデ・シュワルツのテストソリューションには、Embedded DisplayPort(eDP)トランスミッタのテスト機能も統合されており、設計エンジニアはこれを使って一貫した評価を行うことができます。この統合アプローチは、メーカーがeDPトランスミッタのテストと最適化を効率的に行うのに役立ちます。
ローデ・シュワルツの技術マネージャー、Patrick McKenzie氏は「当社のDisplayPortテスト・ソリューションがVESAに承認されたことは、私たちのコミットメントをより強く示すものです。お客様はこのソリューションによって業界標準を満たし、革新的なDisplayPort製品を迅速かつ効率的に開発できるようになります」とコメントしています。
VESAとローデ・シュワルツのコラボレーション
VESA自体は、PCやディスプレイ業界のためのさまざまな規格を開発する非営利団体であり、特にDisplayPort技術の普及と性能向上に力を入れています。このような背景の中で、ローデ・シュワルツのテストソリューションがVESAに認定されたことは、業界全体にとって大きな進展です。
今後、ローデ・シュワルツは引き続き高品質な技術開発を行い、より安心できる製品提供に努めていくでしょう。さらなる情報については、ローデ・シュワルツの公式ウェブサイト
www.rohde-schwarz.com/displayportを訪れてみてください。