Green AIがテプコシステムズとタッグを組む
株式会社Green AI(以下、Green AI社)は、東京都江東区に本社を構える株式会社テプコシステムズと、2024年12月26日付で取次パートナー契約を締結した。今年の春に設立されたGreen AI社は、環境問題解決への取り組みを強化しており、このパートナーシップはその一環として位置付けられています。
この新たな提携によって、Green AI社はテプコシステムズと共に、脱炭素計画を策定するためのシステム『Green AI』の普及を目指します。具体的には、顧客の脱炭素化とコスト削減を両立させるための手助けを行い、より多くの企業や団体に対して価値を提供していく方針です。社長の鈴木慎太郎は、「関係者全員にとっての価値を重視した取り組みを推進していく」と語っています。
脱炭素計画策定システム『Green AI』とは
『Green AI』は、簡単に言えば、環境問題に関する専門的な知識がなくても短期間で脱炭素化のためのロードマップを作成できるシステムです。このプラットフォームは、1500を超える脱炭素や省エネ施策を網羅したデータベースを持ち、ユーザーの入力情報に基づいて経済性を考慮した最適な施策を自動的に選定します。これにより、企業はコスト削減と脱炭素を同時に実現するための効率的な削減計画を策定できるのです。
具体的なメリット
- - 脱炭素とコスト削減の両立: 制定した計画が両者を同時に実現することを可能にします。
- - 施策の優先順位付け: 幅広い施策を洗い出し、経済的な観点から優先順位をつけることができます。
- - 経営への影響の可視化: 財務インパクトやリスクなど、経営に及ぼす影響を数値で示すことができ、意思決定を後押しします。
このシステムを利用するには、月額3万円の料金が必要ですが、企業は自社だけでなく、自身のサプライヤーに対してもこのシステムを活用することが可能です。脱炭素化が進む中で、コストの見える化は特に重要な取り組みとなっているため、導入企業は効率的な施策が可能になると言えるでしょう。
テプコシステムズの役割
一方、テプコシステムズは、電力の発電から送電、販売までの各工程において重要なITシステムを開発・保守支持しており、電気事業を支えるミッションを担っています。変革を目指すIT技術を駆使し、効率化と新たなビジネス領域を切り開く力となっています。今後は、ITを通じて電力事業の仕組みを変える取り組みにも注力し、パートナーシップによる新しい価値創造が期待されています。
まとめ
このように、Green AI社とテプコシステムズの提携は、脱炭素化に向けた重要な一歩とされています。両社は、顧客とパートナーへ価値を提供し、持続可能な社会の実現に向けて活動を進めていくことでしょう。新たなパートナーとの協業を積極的に進め、脱炭素の取り組みをネットワークとして拡大していく意向が示されており、多くの企業にとって有意義な取り組みになることが期待されます。