空調省エネ実験成果
2026-03-17 12:31:17

ダイキンと大阪大学が実施した空調省エネ実験の成果報告

省エネと快適性を両立する新たな空調システム



ダイキン工業株式会社と国立大学法人大阪大学は、東京・千代田区に位置する一番町東急ビル内の株式会社アイティフォーの区画で、画期的な空調システム「スイッチレス空調」の実証実験を行いました。この実験で明らかになったのは、快適性を保ちながら年間で約25%の電力削減に成功したという事実です。デジタル化が進む現代において、省エネ技術の進展は重要な社会課題となっています。

1. 実験の背景



昨今、脱炭素化が求められる中で、建物の省エネルギー化が急務となっています。特にオフィスビルや工場などでは、利用者による過剰な温度設定や電源の切り忘れが、不要なエネルギー消費を招く原因となっています。このような問題を解決するためには、空調機器の性能を向上させるだけでなく、建物全体の運用を最適化することが重要です。

「スイッチレス空調」は、内部環境の温湿度やCO₂濃度などを外部センサで取得し、リアルタイムで空調を調整するシステムです。この自動制御により、快適さを損なうことなく省エネを実現することを目指しました。

2. 実証実験の概要



実証実験は2025年1月から12月までの1年間にわたり、一番町東急ビルで実施され、約500㎡のエリアで「スイッチレス空調」を導入しました。期待どおり、消費電力は前年比で24.6%削減され、特に冬の暖房時には52.1%の削減に成功しました。また、実験後のアンケート結果からは、社員から快適性が保持されているとの声も寄せられました。

3. スイッチレス空調の特色



この空調システムは、温湿度などの環境データをエッジサーバで分析し、既存の空調設備に最適な指令を出す仕組みです。様々なセンサから得た情報を基に、温度や湿度、CO₂レベルに応じた最適な換気量を自動調整します。これにより、過剰な空調運用が抑制されると同時に、省エネ効果を発揮することができます。

4. 得られた結果



実証実験による成果は明確です。消費電力が24.6%削減されたことで、年間で約7,912 kWhの節約が実現。特に暖房期には、無駄な冷暖房の混合ロスを解消するための制御が功を奏し、52.1%の削減を達成しました。これは、CO₂濃度や湿度に応じた換気量制御が功を奏した結果です。

5. 今後の展望



今後の展開としては、ダイキンのソリューションサービスにこの「スイッチレス空調」を組み合わせる計画です。また、既存の建物におけるZEB(Net Zero Energy Building)化の促進も続けていく方針です。空調システムの改良により、今後も省エネルギーと快適性の両立を目指していきます。

6. まとめ



ダイキン工業と大阪大学が共同開発した「スイッチレス空調」は、エネルギー効率を大幅に向上させ、環境への負荷を軽減する可能性を秘めています。この実証実験は、今後のビル運営において省エネ型の運用がいかに重要であるかを示す一例となりました。これからの持続可能な社会を形成するために、さらなる改善と技術開発が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社アイティフォー
住所
東京都千代田区一番町21一番町東急ビル 受付12階
電話番号
03-5275-7841

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