新しい商品開発への挑戦
2024年10月10日、開志専門職大学で開催されたビジネスマッチングイベント「日々是新」では、同大学の学生たちが新商品企画案を発表しました。このイベントは、地域の企業に向けたビジネスプランのプレゼンテーションを目的としており、学生たちの創造力と実践力が試される場となりました。
商品開発実習の意義
開志専門職大学の事業創造学部では、『商品開発実習』の一環として、学生たちが協力企業のニーズに基づいて新商品を考案しています。この実習は、学生たちに実践的な経験を提供し、ビジネスの現場において必要なスキルを磨く重要な機会です。講義は2年生を対象に行われ、学生たちが提案する商品企画案は、実際に企業と連携して商品化に向けて検討されます。
開催前の2024年7月30日、学生たちは39案の中から14案が採用されるという結果を得ました。これにより、選ばれた学生たちは自らの商品企画案についてプレゼンテーションを行うチャンスを得ました。
ビジネスマッチングイベント「日々是新」
このイベントは「日々是新(ひびこれあらた)」と名付けられ、地域の企業と学生が直接つながり、ビジネスプランを共有する場となっています。本年度のイベントは、万代島多目的広場「大かま」で開催され、開志専門職大学の事業創造学部の庄司義弘講師が司会を務めました。イベントでは、開志大の学生3名が株式会社いえい(菜菓亭)などの企業に向けて選ばれた商品開発案を発表しました。
商品企画案の具体例
発表された企画案は、地元の特産品を活用し、消費者のニーズに応えるものばかり。学生たちは自分たちが考えてきたアイデアを熱心にプレゼンし、聴衆からの質問にも積極的に対応しました。また、会場では試作品の試食も行われ、学生たちは試食後にアンケートを実施することで、市場調査にも力を入れました。
企業との連携の重要性
今回のイベントで協力いただいた企業には、株式会社鈴木コーヒーや新潟県観光物産株式会社など多種多様な企業が名を連ねており、地域の産業とのコラボレーションが進むことが期待されています。学生たちは実習を通じて、単なる学びの場を超えて、実際のビジネスにどのように貢献できるかを体感することができました。
開志専門職大学の未来
開志専門職大学は、2020年に新潟市に設立され、常に実践的な教育を提供しています。教育内容には長期企業内実習などが組み込まれ、学生は卒業後に即戦力となる技術と知識を身につけています。この取り組みを通じて、地域社会の一員として貢献できる人材を育成することを目指しています。
以上のような取り組みを経て、開志専門職大学は今後も地域の活性化に寄与し、学生たちの夢を実現する場となるでしょう。