フィンランドでの環境保全活動の実施
ミサワホームグループの製材会社、ミサワホームズ オブ フィンランド(以下、MHF)は、フィンランドの南サヴォ県で植林活動を行っています。この活動は2009年からスタートし、毎年現地の従業員やパートナー企業が参加しており、2023年の活動では約4,000本の苗木を植えることができました。
5月23日、MHFはユヴァ町ヌーティランマキにて行った植林活動には、同社の従業員をはじめ、ミサワホームの社員や協力企業からも参加者が集まりました。参加者の集合写真には、彼らの熱意と環境保全に向けた思いが見受けられました。
ミサワホームの持続可能な取り組み
ミサワホームは、環境への影響を最小限に抑えた木材調達にも力を入れています。1994年には、フィンランドにおいて持続可能な森林管理を実現するための企業としてMHFを設立しました。木材生産の過程では、伐採した木を有効利用するシステムを構築し、樹皮やおが屑は火力発電所の燃料として利用されています。また、木材チップはパルプの原料として再利用されるなど、資源を無駄にしない工夫がなされています。
国際的な森林認証の取得
MHFは2006年に、国際的な森林認証プログラムである「PEFC認証」を取得し、持続可能な森林管理の基準を満たしていることが証明されています。この認証は、原材料の調達から製品の流通までのすべての工程において、環境に配慮していることを示しています。さらに「CoC認証」も取得し、調達から加工、流通全体において、責任を持った運営がなされていることが確認されています。
日本国内の環境保全への取り組み
フフィンランドでの活動だけでなく、日本国内でもミサワホームグループは森林の維持管理活動を積極的に行っています。例えば、宮城県仙台市に本社を持つ東北ミサワホームは、2006年から「MISAWA オーナーの森 宮城」として間伐や下草刈りなどを行い、森林を保護しています。また、長野県松本市とも協力し、「ミサワホームの森 松本」として共同森林整備活動を実施中です。
今後の展望
MHFは今後も植林活動や持続可能な森林管理に取り組み、企業としての社会的責任を果たしていく考えです。環境問題への関心が高まる中、企業の果たすべき役割は重要です。MHFの活動を通じて、一人ひとりが環境保全に対する意識を高め、地域社会に貢献することが期待されます。
企業情報
- - 社名: ミサワホームズ オブ フィンランド株式会社
- - 所在地: フィンランド共和国 南サヴォ県ミッケリ市(Lastaajankatu 3,50100 Mikkeli Finland)
- - 代表者: 林 一志
- - 設立: 1994年8月
- - 従業員数: 36名
- - 事業内容: スプルース(ホワイトウッド)乾燥材の生産及び乾燥材の調達
- - 生産能力: 82,000㎥/年(2025年5月末まで)
今回の活動を機に、さらなる環境保全活動の輪が広がることを期待しましょう。