アミューズ、災害時の応急活動に協力する協定を締結
2024年7月18日、株式会社アミューズは山梨県富士河口湖町と「災害時等の応急活動への協力に関する協定」を締結しました。アミューズは2021年に本社を移転して以来、富士山麓の美しい自然を基に新たな体験を提供する事業を展開しています。特に、足漕ぎカヤック「HOBIE」を用いたウォーターアクティビティは、地域の水辺を活用した事業の一環として進行中です。
HOBIEの特長とは
HOBIEはその特殊な設計により、転覆のリスクを極限まで排除しています。利用者は船体に座ったまま足を前後に動かすことで推進できるため、初心者でも簡単に操作できます。また、その安定した構造により、湖上での安全性が高まります。この特性を生かし、アミューズは災害時における応急活動でもHOBIEを活用できるよう、協定を締結しました。
災害時には、湖畔周回道路が寸断されることもあります。その際、HOBIEを利用することで、物資の輸送や人命の運搬が容易になります。これにより、地域の安全向上が期待されます。実際に今年の6月にはHOBIEを用いて地元消防団と共同で物資輸送訓練を行いました。4人乗りの「ITREK FIESTA」を使用し、訓練では453.6kgの容量を利用してその利便性が示されました。
MIRAGE DRIVEの革新性
HOBIEの推進力を支えるのが「MIRAGE DRIVE」です。この装置は1997年に開発され、効率的な推進力を実現するために人間の脚力を利用します。この設計の特徴は、ペンギンが泳ぐ際の翼の動きを模倣していることで、非常に静かに水中を移動できます。また、特許を取得したこの技術は、水辺の生態系に影響を与えないよう配慮されています。
HOBIEの船体は設計上の工夫が施されており、障害物にぶつかることがあっても、翼の部分が自動的に格納されるため、破壊的な影響を与えません。浅瀬でも問題なく推進できるため、さまざまな水域に対応可能です。
地域との連携と未来への展望
アミューズは、HOBIEを通じて地域に密着した事業の構築に努めており、ただ単にレジャー活動に留まらず、災害時にも役立つ存在でありたいと考えています。今後もHOBIEを活用した取り組みを強化し、地域の安全と安心を支える一助となることを目指しています。
aHOBIE JAPANオフィシャルサイト:
https://hobiejapan.com/
この協定の締結は、地域の人々にとって安心感を提供する重要なステップであり、アミューズの今後の展開にも期待が寄せられています。