20代で快挙!全国初の認定看護師が誕生~地域医療を支える若き力~
京都府の株式会社グリッド ぐりっど洛西訪問看護ステーションで働く堤風馬さんが、20代で在宅ケア認定看護師の資格を取得しました。これは全国初の快挙です。少子高齢化が進む日本において、医療資源の不足は深刻な問題となっています。特に、在宅医療の分野では、質の高いケアを提供できる人材が不足しているのが現状です。
堤さんは、この問題意識を強く持ち、地域医療への貢献を志して認定看護師の資格取得に挑戦しました。1年間という期間、大学に通いながら仕事と両立するという大変な道のりでしたが、持ち前の努力と周囲の支えにより見事、資格を取得することができました。
堤さんの活動と熱い想い
堤さんは大阪の急性期病院や京都の特別養護老人ホームで勤務経験を積んだ後、ぐりっど洛西訪問看護ステーションに入職。同ステーションでは、若手世代や男性看護師の活躍を促進し、高齢者のためのより良い在宅医療環境の構築を目指しています。
「高齢者の行き場がない状況をなくしたい」「訪問看護ステーションといえば『ぐりっど』と言われるような地域密着型の事業所を目指したい」と語る堤さんの言葉からは、地域への強い愛情と責任感、そして未来への希望が感じられます。
会社をあげてのサポート体制
株式会社グリッドは、職員の成長を積極的に支援する企業文化を持っています。堤さんの資格取得についても、授業料や交通費などの経費を全額負担し、給与補償や勤務調整など、あらゆる面でサポート体制を整えていました。
代表取締役の石田敬子さんは、「病院での入院日数短縮が進む中、在宅医療における医療職の関与の重要性を感じて訪問看護ステーションを設立しました。患者さんが自宅で心豊かに過ごせるよう、医療連携を適切に行い、気持ちに寄り添ったケアを提供することが大切です」と述べています。
地域医療の未来を担う存在
堤さんの資格取得は、単なる個人の成功にとどまりません。地域全体の医療レベル向上に大きく貢献する出来事です。彼の活躍は、多くの若者たちに勇気を与え、在宅医療の分野を目指す人材増加にも繋がるでしょう。
ぐりっど洛西訪問看護ステーションは、今後ますます地域に密着したサービスを提供していくことで、高齢化社会における医療課題の解決に貢献していくことが期待されます。堤さんのような熱意あふれる人材の育成は、日本全体の医療の質を高める上で極めて重要です。
株式会社グリッドの概要
7年前、在宅医療の重要性に着目して設立された株式会社グリッドは、現在、月間300名を超える利用者を抱える大規模な訪問看護ステーションに成長。全国でも上位5.6%に入る規模を誇ります。職員の資格取得支援体制も充実しており、人材育成にも力を入れています。
問い合わせ先
株式会社グリッド
担当:加藤、小林
TEL:075-323-7884
MAIL:
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