伝統の日本刀素材を現代に、田部家のたたら吹きプロジェクト支援者募集中

日本刀の心臓「玉鋼」を生み出す伝統的技術

近年、伝統的な技術を受け継ぐ事業が注目を集めていますが、その中でも特にユニークなのが『田部家のたたら吹き』です。島根県雲南市にある株式会社田部が継承しているこの伝統的な製鉄技術は、鎌倉時代から続くもの。このプロジェクトでは、伝統的な日本刀素材、玉鋼を作るための作業が行われ、同時にその魅力を多くの人に伝えるための試みが進められています。

クラウドファンディングの開始

この度、田部家は新たにクラウドファンディングプラットフォームMakuakeを利用し、プロジェクトの支援者を募ることが発表されました。募集期間は2019年8月19日から9月20日まで。この機会に、伝統製鉄の現場を直に体験し、サポートしたい方への魅力的なリターンも揃えています。プラットフォームのサイトでは、田部家の魅力や製鉄の歴史について詳しい情報が公開されています。

リターンプラン

支援者には、さまざまな特典が用意されています。まず、特別価格で提供される「玉鋼ペティナイフ」は通常価格88,560円（税込）が50,000円（税込）となるほか、小割した鉧には25代当主の直筆証明書がついて10,000円（税込）で手に入ります。また、たたらをモチーフにした手ぬぐいや和釘、一日体験プランも提供されており、それぞれ異なる魅力を感じられる内容です。

体験プランでは、2019年10月4日から6日の間に実施される「田部家のたたら吹き」での鉄作りを体験できるもので、別途宿泊費と食費がかかるものの、貴重な体験が得られるとあって、多くの参加希望者が予想されています。

田部家の歴史と事業内容

田部家は、1946年に設立され、製鉄業を中心に外食食品事業や住環境事業も展開しています。地域に根ざした企業として、日新グループや山陰中央テレビジョン放送、松陽印刷所、田部美術館など、幅広い関連会社を持ち、地域貢献にも力を入れています。たたら製鉄の復興は、ただの料理や酒造りだけでなく、日本の伝統文化を再認識する機会でもあります。

伝統の技術を現代に受け継ぎつつ、新たな挑戦と共に生きる田部家の取り組みは、多くの人々に感動を与え、支持を得られるプロジェクトとなることでしょう。興味のある方は、ぜひMakuakeで詳細を確認し、支援を検討してみてはいかがでしょうか。