子どもの権利を考える
2023-10-31 10:00:03
子どもの権利を考える新たな試みが始動 - soeruとPIECESのコラボ企画
新たなコラボ企画がスタート
子どもたちの権利について考えるための新しい試みとして、soeruと認定NPO法人PIECESがコラボレーションしたプロジェクトが始まりました。このプロジェクトの目的は、「子どもの権利」をテーマにした選書を通じて、大人も子どもも共に学ぶ機会を提供することです。
子どもの権利とは?
子どもの権利は、1989年に国連によって採択された「子どもの権利条約」に基づきます。この条約は、日本も1994年に批准しており、最近施行されたこども基本法にも基づいています。子どもたちには、生まれながらにして持つべき特別な権利があり、その内容には「平等に扱われること」「最良の利益が考慮されること」「命を守られて成長すること」「意見を表明し参加できること」の4原則が含まれています。
しかし、現在も虐待や貧困といった問題が存在し、これらの権利がしっかりと守られているとは言えない現状があります。その原因の一つは、子どもの権利に関する教育の欠如です。多くの人が「権利については難しい」と感じたり、「自分には関係がない」と思いがちです。しかし、実際にはこのテーマは社会全体に関わる重要な問題です。このプロジェクトでは、難しいとされる権利について、より身近に感じてもらおうと考えています。
コラボレーション内容
この度のコラボレーションでは、子どもたちが孤立しない社会作りを目指すPIECESが、選書を通じて「子どもの権利」を広める活動を進めることになりました。選書された本は、実際に子どもたちと一緒に学ぶためのものです。特に、絵本から専門書まで全20冊が選ばれています。これらの本は、親子で一緒に学びながら、子どもたちが自分の権利について理解を深める助けとなるでしょう。
取り扱い書籍の一部をご紹介します。例えば、たけむらたけしによる『アイラブみー』は、子どもが自己の体と心を理解し、大切にすることを学ぶための絵本です。また、甲斐田万智子監修の『きみがきみらしく生きるための子どもの権利』は、条約をわかりやすく解説し、相談窓口の情報などを紹介しています。さらに、アンナ・チェルヴィンスカ-リデル著の『窓の向こう ドクトル・コルチャックの生涯』では、子どもはあくまで大人と対等であり、権利を持っていることを理解する内容が描かれています。
プロジェクトの展開
現在、このコラボレーション企画の一環として、予約販売が実施されています。予約期間は2023年10月27日から11月30日までで、購入者は選んだ本3冊とオリジナルポストカード、子どもの権利に関するワークシートが手に入ります。価格は1万円(税込)で、子どもたちが自身の権利について理解を深めるきっかけとなることでしょう。
本プロジェクトは、spectrum社の「子どもたちが生きる社会を考える」という使命の一環として進められています。今後もこのような活動を通じて、子どもたちとその権利についての理解を促進することが期待されています。
この機会にぜひ、子どもたちの権利を考える一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社spectrum
- 住所
- 東京都八王子市明神町3-20-5エイトビル3F
- 電話番号
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