介護現場にICT導入!「スマモリ」で実現するスマートなケアと未来の介護職像
愛知県名古屋市を中心に福祉・介護の支援事業を展開する一般社団法人全国介護支援協会は、株式会社結の樹が運営する住宅型有料老人ホーム「結の樹天白」で、スマート家電を中心とするICTスマートケアホームを見学して学べるキッズインターンを開催することを決定しました。
介護現場のICT化:課題と可能性
介護現場では、デスクトップパソコンが最も多く導入されていますが、人材不足や資金面の問題から、ICT環境の整備が十分とは言えません。特に、人手不足で困っている事業所や資金面で不安を抱えている事業所こそ、ICTを活用する必要があるにもかかわらず、導入が進まない現状があります。
そこで、結の樹では、既存の商品を組み合わせることで低コストで導入できる「スマモリ」という考え方を推奨しています。「スマモリ」は、照明、テレビ、エアコン、お掃除ロボット、カーテンなど、様々なモノをインターネットと繋ぎ、介護施設内の人員配置最適化を目指しています。IoTを活用することで、人材不足の課題を解決し、スマートなケアと生産性向上を実現しようとしています。
キッズインターンで学ぶ、未来の介護職像
結の樹では、地元の小学生向けに「きっずインターン」を開催することで、子どもたちに介護のお仕事の面白さや難しさ、そしてICTを活用した未来の介護現場を体験してもらいたいと考えています。地元の高校生は、プリセプター役として、分かりやすく介護の魅力を伝え、子どもたちの将来の進路選択を支援します。
福祉の未来を明るく!ICT導入の重要性
結の樹の代表である丸山氏は、ICT導入の際に費用面で苦労した経験から、同じ悩みを抱える福祉事業者の方々に「スマモリ」を知ってほしいと語ります。さらに、学生たちが社会に出る時には、ICT導入が当たり前の業界になることを目指し、福祉の未来を明るくしたいと考えています。
人材不足解消に向けた取り組み
名古屋市で先駆的な取り組みを行っている社会福祉法人フラワー園の理事・統括である吉田氏は、「スマモリ」導入による業務効率化のメリットを強調します。例えば、朝の忙しい時間に各居室のカーテンを開ける作業を自動化することで、人手不足を解消し、より質の高いケアを提供できると考えています。
介護職の魅力を発信
全国介護支援協会では、科学的なアプローチや身体や心の仕組みを学ぶことが、福祉を学ぶ上で重要だと考えています。そして、若い世代に、かっこよく仕事をする大人の姿を伝えることで、介護職を憧れの職業にしたいと考えています。
キッズインターンの詳細
日程: 8月10日(土)・8月17日(土)
時間: 13時~16時予定
場所: 住宅型有料老人ホーム結の樹天白(愛知県名古屋市天白区梅が丘1-101)
お問い合わせ:
一般社団法人全国介護支援協会
〒454-0005 愛知県名古屋市中川区西日置町十丁目 107 番地
TEL: 052-898-4237
担当者: DX企画支援事業部 松本 広樹
E-mail:
[email protected]
ホームページ: https://zenkaikyo.jp
今回のキッズインターンは、ICTを活用した介護の未来を体験できる貴重な機会です。将来、介護業界に興味を持つ子どもたちにとって、大きな刺激になるのではないでしょうか。