仙台大会開催
2012-08-29 16:39:47
仙台で開催される骨髄バンクとさい帯血バンクの合同大会のご紹介
骨髄バンクとさい帯血バンクの合同全国大会について
2012年9月15日、仙台市では『骨髄バンク・さい帯血バンク合同全国大会』が開催されます。この大会は、全国初の試みとして、血液疾患に苦しむ患者を支えるために行われるもので、両バンクの最新の事業報告やシンポジウム、コンサートなどが実施されます。
開催の背景
骨髄バンクとさい帯血バンクは、血液の病気に苦しむ多くの患者さんに対して、造血細胞を提供する重要な役割を担っています。特に、骨髄移植やさい帯血移植は、白血病などの治療において欠かせない手段です。こうした背景を考えると、両バンクが合同で大会を開催することの意義は非常に大きいと言えるでしょう。
大会の内容
大会では、まず式典が行われ、その後、骨髄バンクとさい帯血バンクの最新事業報告が発表されます。さらに、震災時における移植患者さんやドナーさんの声を聞く貴重なシンポジウムが予定されています。これにより、被災地での実際の状況や、両バンクがどのように機能していたのかが明らかになります。
最後には、特別ゲストとしてNHK仙台少年少女合唱隊によるコンサートも行われ、参加者全員で心温まるひとときを楽しむことができます。
参加の呼びかけ
この大会は一般開放されており、入場は無料です。造血細胞移植に関心がある方や、血液疾患について知識を深めたい方には絶好の機会です。この機会に、最新の医療情報や支援活動について学び、また友人やご家族と共に参加することで、より多くの方にこの重要なテーマについて考えてもらうきっかけにしていただきたいと思います。
組織と支援
この大会は、公益財団法人骨髄移植推進財団と日本さい帯血バンクネットワークの主催で、厚生労働省や宮城県、仙台市、日本赤十字社など多くの後援団体が支援しています。また、宮城骨髄バンク登録推進協議会や各県の骨髄バンク推進協会など、地域の多くの団体の協力もあります。
骨髄バンクとさい帯血バンクの役割
骨髄移植は1970年代に確立され、日本では1980年代から血縁のドナーからの移植が始まりました。しかし、適合するドナーを見つけることは容易ではありません。このため、1991年には公的な骨髄バンクが設立され、以降も多くの患者を支えてきました。また、さい帯血にも造血機能がある細胞が含まれ、1994年には国内初のさい帯血移植が行われたのです。
現在、両バンクはそれぞれの使命を果たすために運営されており、今日でも日々多くの患者さんが救われています。しかし、医療の現場には依然として多くの課題が残されています。この大会を通じて、今後の課題解決に向けた具体的な議論が生まれることを期待しています。
仙台市でのこの合同大会は、血液疾患の理解と支援活動の重要性を再認識する良い機会となるでしょう。皆様の参加を心からお待ちしています。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人 日本骨髄バンク
- 住所
- 東京都千代田区神田錦町3丁目19番地廣瀬第2ビル7階
- 電話番号
-
03-5280-8111