大学生のキャリア意識調査:二十歳のつどいが示すリーダーシップ像
株式会社マイナビが実施した、2026年に「二十歳のつどい」を迎える大学生を対象としたキャリア意識調査の結果が公開されました。全国の大学1・2年生から得られたこの調査は、今後の社会で求められるリーダーシップ像を考える上でも、非常に興味深いデータを提供します。
二十歳のつどいへの参加率とその理由
調査結果によると、二十歳のつどいに参加する意向を示したのは77.6%の学生です。このイベントに参加したい理由としては、「友人と会うため」や「大人になった実感を得るため」といった意見が見受けられました。しかし、参加しない理由として多かったのは「アルバイトがあるため」や「時間がない」、さらには「金銭的な理由」といった現実的な制約です。これらの結果から、参加意向と現実の間にはギャップがあることが明らかになりました。
理想のリーダー像
さらに、調査では学生が考える「理想のリーダー」についても触れられています。最も多くの支持を受けたのは、チームメンバー間の信頼を重視する「関係重視型リーダー」であり、約28.4%がこのタイプを選択しました。対照的に、「ペースセッター型リーダー」はわずか7.5%という結果に終わり、高い基準を示すスタイルが学生にとって魅力的でないことが表れています。現在の学生が求めるのは、ただ成果を上げることではなく、良好な人間関係を築くことだというメッセージです。
リーダーに向いていないと感じる学生の多さ
興味深いのは、「自分はリーダーに向いていない」と考える学生が55.5%に達していることです。自身のリーダーシップについて尋ねたところ、32.9%は「向いていると感じる」と回答し、実に多くの学生が自分をリーダーに適していないと見なしていることが分かりました。また、リーダーシップを発揮した経験を持つ学生はわずか21.4%で、多くは「部長」や「グループのリーダー」に選ばれた経験があったものの、その他を考えるとリーダー経験は限られています。
経験の有無で変わる理想のリーダータイプ
さらに、この調査からはリーダーシップ経験の有無により、学生が理想とするリーダー像にも違いがあることが明らかになりました。リーダーシップ経験のある学生は「民主型リーダー」を好む傾向にあり、合意を重視するスタイルが求められる一方で、経験がない学生は「コーチ型リーダー」を支持していました。経験があるなしで、求められるリーダーの特徴が大きく異なることが伺えます。
まとめ
マイナビのキャリアリサーチラボによる今回の調査結果からは、大学生の間にリーダーシップの必要性や関心は存在するものの、自己評価や実際の経験との間に大きな隔たりがあることが分かります。リーダーとして自信を持てない学生も多いですが、その中での役割の重要性を自覚し、リーダーとして成長する機会は多くあります。これからの社会では、さまざまな形でのリーダーシップが求められるため、学生たちが自分の力を信じ、成長していくことが期待されます。