ONE FUKUOKA BLDG.で楽しむ博多座二月花形歌舞伎『あらしのよるに』アート展

博多座二月花形歌舞伎のアートギャラリー展が開催

福岡市にあるONE FUKUOKA BLDG.では、2025年12月27日から2026年1月18日までの間、特別なアートギャラリー展を開催します。この展示は博多座の二月花形歌舞伎『あらしのよるに』とのタイアップ企画で、初めての年末年始のイベントとして位置づけられています。

展示内容

開催期間中、1Fグランドロビーでは、コスチューム・アーティストのひびのこづえ氏がデザインした歌舞伎衣装が素敵にディスプレイされます。この衣装は、2026年2月に博多座で上演される『あらしのよるに』の舞台で用いられるもので、ぜひ足を運んでご覧いただきたいものです。さらに、別途1F ROOM ONEでは、絵本の作画を手がけたあべ弘士氏による原画と舞台写真が展示されます。これにより、絵本の世界に没入し、迫力あるビジュアルを楽しむことができる機会となります。

衣装のデザイン理念

ひびのこづえ氏は、衣装デザインにおいて従来の歌舞伎のスタイルを尊重しながら、新しい視点を取り入れています。特に、物語に登場するオオカミのがぶとヤギのめいを象徴する衣装は、それぞれのキャラクターの特性を表現するために、毛並みのような立体感を持たせています。がぶの猛々しさや、めいの愛らしさを感じる衣装は、観客に彼らの存在感を強く印象づけるでしょう。

連動する企画

また、福岡天神の蔦屋書店とのコラボ企画も併せて行います。同店では12月27日から2月20日まで、絵本シリーズや関連書籍、グッズを取り扱ったPOP UPコーナーが設置されます。中でも、2月には原作者のきむらゆういち氏によるサイン会も予定されており、ファンにとって貴重な交流の機会となること間違いなしです。

物語の概要

『あらしのよるに』は、嵐の夜に山小屋で出会ったオオカミのがぶとヤギのめいが、意気投合しながら友情を育んでいく物語です。元々は敵対関係の彼らが、種族の違いを乗り越え、互いに真の友情を求めて絆を深めていく姿が描かれています。この作品は、世代を超えて多くの人々に愛されるストーリーで、2003年にはアニメ化、2005年には映画化もされました。

イベントの詳細

- 開催期間：2025年12月27日（土）〜2026年1月18日（日）
- 展示場所：1F グランドロビー（衣裳展示）、1F ROOM ONE（原画・舞台写真展示）
- イベント情報：期間中に絵本を2,000円以上購入で、博多座の公演チケットが抽選で当たる企画もあります。詳しい情報は後日、公式サイトで発表される予定です。

今後もイベントに関する詳しい情報が発表されるとのことなので、ぜひ公式サイトやSNSをチェックしてみてください。皆さんのご来場をお待ちしています。