京都の伝統が息づく『バレエ・テヌグイ』の魅力
2025年4月1日、京都の老舗綿布商『永樂屋』が新たにバレエ・テヌグイのアンバサダーにバレリーナ芸人の松浦景子さんを任命したことが発表されました。永樂屋は江戸初期の元和元年(1615年)に創業し、今年で410年を迎える歴史ある企業です。この度、バレエ・テヌグイの魅力をより一層広めるために、松浦さんがその役割を担うこととなりました。
『バレエ・テヌグイ』とは?
『バレエ・テヌグイ』は永樂屋と日本バレエ・リュス&バレエ・スエドワ協会が共同で制作した特別な手ぬぐいで、パリのバレエ団「バレエ・リュス」や「バレエ・スエドワ」の舞台にインスパイアを受けたデザインが特徴的です。これらのバレエ団は20世紀初頭に芸術と舞踊を融合させ、多くの巨匠たちのアートによってその舞台が彩られました。手ぬぐいには、ピカソやマリー・ローランサン、ジャン・コクトーといったアーティストの作品が反映されており、老舗ならではの染色技術で美しく仕上げられています。
高品質な素材と職人技
手ぬぐいは、なめらかな肌触りが特徴の高品質な国産コーマ糸を使用しています。永樂屋の熟練の職人が一枚一枚丁寧に染め上げており、色彩の細かな表現が可能です。これまでの伝統を受け継ぎながらも、現代のアートを持ち歩けるという新しい契機を生み出しています。
どこで手に入るのか?
『バレエ・テヌグイ』は、細辻伊兵衛美術館の2階にある「ディアギレフ&マレ」ショップで販売中です。さらに、同美術館の5階には予約制の特別なバレエルームもあり、優雅な空間でバレエの魅力を体験できます。詳細な予約については、美術館に直接連絡するか、公式ページを通じて確認することが可能です。
アンバサダー松浦景子さんの意気込み
松浦景子さんは、この新たな役割に対し大きな期待を抱いています。彼女は吉本新喜劇に所属しながらも、バレエに精通しており、その魅力を多くの人々に伝える役割を担います。自身のSNSなどを通じて、手ぬぐいの素晴らしさとバレエ文化を広げていくことを目指しています。
松浦さんのコメント
「歴史ある手ぬぐいとバレエの文化の融合に携わることができて光栄です。持ち歩けるアートを体現するこのプロジェクトを、多くの皆さんに知っていただけるよう努力します!」
永樂屋の歴史
永樂屋は、江戸時代から続く老舗の綿布商で、信長公の御用商人としての起源を持ちます。呉服から太物へと転換したことで成長し、今では手ぬぐいや風呂敷など様々なアイテムを取り扱っています。414年以上にわたり、伝統を守りつつも革新を続け、現代のライフスタイルにも合った商品展開を行っています。
お問い合わせ先
気になる方は、ぜひ以下の情報を確認し、直接お問い合せを。
【細辻伊兵衛美術館】
住所:京都市中京区室町通三条上ル役行者町368 1F
TEL:075-256-0077
営業時間:10:00〜19:00
【ディアギレフ&マレ】
同館2Fにて。興味のある方はぜひお立ち寄りください。