グッドデザイン受賞
2023-11-21 11:00:01

埼玉県さいたま市に誕生したグッドデザイン賞受賞の集合住宅

ルーツ新都心 - 人と自然が共生する賃貸住宅



埼玉県さいたま市大宮区に新たに誕生した集合住宅「ルーツ新都心」が、2022年の竣工以来、4年連続でグッドデザイン賞を受賞しています。 この物件は、氷川神社に続く並木参道と旧中山道に挟まれた立地にあり、都市の喧騒の中でも緑に包まれた環境を提供しています。

「ルーツ新都心」は、建築物の中で緑を巧みに介在させることにより、街や道、建物、住む人々の生活がどのように結びつくのかを探求しています。この試みには、地域の緑地帯を道路沿いまで連続させ、住民が自然を身近に感じられる空間を作り出すことが含まれています。

物件の概要


「ルーツ新都心」は、RC造の14階建てで、79戸の住戸を有します。様々なライフスタイルに対応するため、1Kタイプが52戸、1LDKが25戸、居宅が2戸の構成となっており、多様なニーズに応える設計がなされています。
敷地面積は879.26平米、施工面積は4742.73平米。商業地域に位置し、建ぺい率41.58%、容積率360.92%と高い割合で土地を活用しています。

生活と環境の調和を目指す


このプロジェクトが特に注目されるのは、地域の歴史や人々と緑を結びつける点です。古くからの生活様式を尊重しつつ、現代のライフスタイルにマッチした住環境を実現しています。
住宅のバルコニーは、共用部分から緑を取り入れた交流スペースとして機能しており、住民同士や通行人とのコミュニケーションを促進します。地元の植物を使用した緑道の設置は、住宅と周辺環境の結びつきを強め、地域の生態系を守る役割も果たしています。

審査員からの高評価


受賞に至った評価は、建物のファサードデザインとその影の存在感、自然との調和が特に称賛されました。大胆なバルコニーの設置と豊かな植栽による外観は、過去の住宅に新たな価値を付加しており、居住者にとっても心地よい空間を生み出しています。
とはいえ、バルコニーの緑が共用部に留まる点には改善の余地があり、今後、より住民がこの空間を利用しやすいような工夫が求められるとの意見も寄せられています。

現在の活動と将来の展望


このプロジェクトを手がけた生和コーポレーションは、持続可能な社会を見据えた街づくりに取り組んでいます。土地利用や賃貸経営に関するトータルサポートを提供し、住む人や地域社会との調和を大切にしています。今後も新たなプロジェクトを通じて、地域の暮らしを豊かにする取り組みを続けていくでしょう。

「ルーツ新都心」は、ただの住宅ではなく、地域に根付き、自然と共存する新しい社会の形を提案しているのです。

まとめ


埼玉県さいたま市の「ルーツ新都心」は、グッドデザイン賞を受賞した意義深い住宅であり、緑と人が調和した生活を体現しています。地域社会との結びつきを重視したこのプロジェクトは、今後の街づくりのモデルケースとして期待されます。

会社情報

会社名
生和コーポレーション株式会社
住所
(東日本本社)東京都千代田区神田淡路町1丁目3番(西日本本社)大阪府大阪市福島区福島5丁目8番1号
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。