オーストラリアでのスタートアップ支援を強化するオーバルベンチャーズの初号ファンド
オーバルベンチャーズ株式会社は、日豪拠点のスタートアップスタジオ型ベンチャーキャピタルとして注目を集めています。最近、同社は初号ファンドを組成し、スタートアップ支援をさらに強化する姿勢を示しました。これにより、創業前の起業家と密接に連携し、概念実証や仮説検証を行いながら共にスタートアップを立ち上げていくことを目指しています。
オーバルベンチャーズの行動指針には「ハンズダーティー」が掲げられており、これには初期プロダクトの開発とイテレーションに積極的に関与する姿勢が反映されています。このような取り組みは、単なる投資家にとどまらず、起業家と共に成長を促進する支援者としての役割を果たすことを目指しています。
日本国内での展開を見据え、オーバルベンチャーズはオーストラリアに子会社を設立しました。その名もオーバルベンチャーズ・プロプラエタリ・リミテッド。この子会社を通じて新たな起業家支援プログラム、EIRプログラムを開始しており、現地の起業家に対する支援も行っています。これにより、オーストラリア市場におけるスタートアップエコシステムに本格的に参入することが可能になりました。
さらに、オーバルベンチャーズはファンド対象外のスタートアップにも積極的に投資を行っています。現時点で、アメリカ、カナダ、インドの5社に自己勘定での投資を実施しており、国際的な視点からもスタートアップの成長を支えています。
初号ファンドの具体的な概要について紹介します。ファンド名は「オーバルベンチャーズ壱号投資事業有限責任組合」で、無限責任組合員はオーバルベンチャーズ株式会社、募集総額は1,600,000,000円です。ファーストクローズ時点での出資額は61,000,000円で、ファンドの存続期間は10年間となっており、2021年7月に組成が完了しました。
同社の代表者である林武宏氏と小沢悟氏は、それぞれ博報堂、ナイキジャパンでの経験を持つなど、多様なバックグラウンドを活かし、スタートアップ支援に取り組んでいます。彼らは、今後も起業家との緊密な関係を築き、新たなビジネス機会を創出し続けることでしょう。
オーバルベンチャーズは、グローバルな視点からスタートアップ支援を強化していく姿勢を明確にし、新たな領域へと進出しています。これからの成長が一層期待される企業として、今後の活躍に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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オーバルベンチャーズ株式会社
- 住所
- 千葉県市川市曽谷2-17-7
- 電話番号
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