新たな挑戦への一歩
様々な環境で生活する子どもたちに新しい体験を提供するため、東急スノーリゾートでは特別なスノーボード教室が企画されています。このプログラムは、北海道の「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」、群馬県の「たんばらスキーパーク」、そして福井県の「スキージャム勝山」の3か所で行われ、フリースクールや養護施設で暮らす子どもたちが参加することができます。
大自然に恵まれたスキー場で、CHILL JAPANの協力を受けながら、ボランティアと共に雪に触れ合いながら、心身の成長を促す体験を提供します。
スノーボード体験の背景
東急スノーリゾートの繰り出すこのプログラムは、「いつまでも雪と遊べる世界へ」という理念のもとに展開されており、次の世代に雪の魅力を伝えることを狙いとしています。特に、様々な環境にある子どもたちに向けて、ボードスポーツとその楽しさ、さらには自然への理解を深める場を創出しています。
この教室では、リフト券やスノーボード用具が無償で貸し出されるため、参加者は気軽に新しい体験にチャレンジできます。スキー場の豊かな雪の中で、自ら挑戦することで新たな成長が見込まれ、さらには心身のバランスを整える機会にも繋がります。
特にスキージャム勝山では、能登半島地震の被災地からの児童も招待され、地域の支援を目的としています。
雪育プロジェクトの意義
本プログラムは「雪育プロジェクト」への一環としても位置付けられており、子どもたちに雪との触れ合いを提供することで、健全な心と体の成長を促しています。普段は経験できない雪との出会いを通じて、自然の素晴らしさや自己を見つめる時間を作ることがこの活動の目的です。
また、東急スノーリゾートは地域の子どもたちに対して、リフト1日券を配布する「雪育プロジェクト」を実施しており、彼らが楽しく、安全に雪に親しむ機会を与えています。
CHILL JAPANの存在
このような活動が実現できる背景には、特定非営利活動法人であるCHILL JAPANの存在があります。1995年にバートン・スノーボードの創始者、ジェイク・バートンとその妻ドナによって設立されたこの団体は、社会的な困難を抱える子どもたちにボードスポーツを通じて力づけを行うことを目的としています。
日本国内では2003年から活動が始まり、災害や社会状況による特別な支援が必要な地域の児童に対する取り組みが続けられています。
まとめ
このように、子どもたちにとってのスノーボード体験教室は単なるスポーツ体験を超え、自信を育む大事な場であり、未来を見据えた成長の手助けをしています。
今後も東急スノーリゾートは、雪を愛する世代を育むためさまざまな取り組みを進めていくでしょう。子どもたちが雪と共に生活し、その豊かさを伝承していくことが、このプログラムの真の目指すところです。