2025年オリコン顧客満足度調査車買取会社での実態が明らかに

2025年オリコン顧客満足度調査: 車買取会社の利用実態

2025年10月1日、オリコン株式会社は、同社のグループ企業である株式会社oricon MEが行った「2025年オリコン顧客満足度調査車買取会社」に関する利用実態データを発表しました。この調査は、過去3年以内に自身の車を中古車買取会社に売却した全国の2,573人を対象に、会員登録を行い第三者の立場で実施されています。調査結果からは、車買取におけるユーザーのさまざまな見解が浮き彫りになりました。

売却した車年式の実態

調査結果によると、ユーザーが売却した車の年式に関するデータでは、最も多くが「2011年以前」の車であることが明らかになりました。具体的には、19.0％の利用者がこの年式の車を手放しており、続いて「2013年」が5.7％、「2012年」および「2019年」がともに5.6％を記録。さらに、5年未満の車は計12.2％と比較的少なく、逆に10年以内の車の売却は37.7％、15年以内では63.3％と高い割合を示しています。このことから、古い年式の車が中心に売却されている現状が伺えます。

走行距離から見る売却状況

次に、売却した車の走行距離に焦点を当てると、「3～5万km未満」と「7～10万km未満」の割合がそれぞれ17.3％で最多。次に「5～7万km」に関しては16.1％となっており、全体の55.7％が「～7万km未満」の走行距離であることが観察されました。このデータからは、比較的走行距離が少ない車が多く売却されている傾向があることが分かります。

売却価格の実態と満足度

さらに興味深いのは、実際の売却価格と利用者が予想していた価格との比較です。覚えているという2,388人を対象にした調査では、「想像通りの金額だった」と答えたのは24.9％で最も多くなった一方、半数以上の利用者は「予想以上の金額で売れた」と実感していることが示されました。特に「10～19万円程度、想像より高い」という回答が12.6％、「5～9万円の高評価」が11.1％、また「30万円以上の高評価」が10.0％の人たちから寄せられたのです。

このように、売り手側の市場は比較的好況であるといえる結果が浮かび上がりました。また、売主にとっては、自身の車が思った以上の価格で売れることが多いというポジティブな実績が得られています。