やまと豚、国際で認められたその実力とは?
最近、株式会社フリーデンの「やまと豚」が、国際味覚審査機構(ITI)2025年度の審査で、優秀味覚賞「三ツ星」を11年連続で受賞したことが大きな話題になっています。また、同時にエントリーした「やまと豚 骨付きハム」も9年連続で「三ツ星」に輝きました。
やまと豚とは?
「やまと豚」とは、フリーデンが生産する銘柄豚で、近代企業養豚の歴史とともに成長してきた豚肉のブランドです。この「やまと豚」は、国内自社農場で生産され、独自の管理体制のもと、最高の品質を求めるための努力がされています。フリーデンでは、養豚から加工、流通、飲食に至るまでを一貫して行っており、豚肉の味に対する深いこだわりが感じられます。
国際味覚審査機構ITIとは?
ITI(International Taste Institute)は、ベルギーのブリュッセルに本部を置く機関で、世界中の食品や飲料の味を評価することを目的としています。審査には、世界一流のシェフやソムリエが参加し、厳選された審査員たちによって目隠し方式で行われます。これにより、評価は主観的な偏見から切り離され、純粋に味だけが評価されるのです。
各審査員は、食品の第一印象、外観、香り、食感、味覚を基に点数を付け、総合評定70点以上の食品には3段階の優秀味覚賞が贈られます。特に90点以上の製品には「三ツ星」が与えられ、その名声を確立しています。
受賞歴の背景
今回の受賞は、フリーデンがこれまで培ってきた技術と品質管理が証明された結果ともいえます。やまと豚は、近年の食品業界において評価が高まる中、2021年には「ダイヤモンド味覚賞」を受賞するなど、その実力は国際的にも認められるようになりました。骨付きハムは特に希少で、1頭から2本しか取れないため、その独自性も価値を高めています。
やまと豚の魅力に迫る
「やまと豚」は、その脂肪に溶け込むような甘みと、肉本来の旨味が融合していて、見た目にも美しい外観が特徴です。また、同時に受賞した骨付きハムは1つ1つが手作りで、じっくりと時間をかけて仕上げられています。そのため、滑らかな食感と芳醇な風味が賞賛を受けています。
未来への展望
今後、フリーデンは「やまと豚」のさらなる品質向上を目指します。すべての肥育農場で「JGAP認証」を取得し、安心安全な製品作りを実現。また、DNA技術を活用した育種管理により、より高品質な豚肉の生産を追求します。
フリーデンの「やまと豚」は、国際味覚審査での受賞を通じて、その実力をますます高めていくことでしょう。食の専門家たちからの高評価が、今後の更なる発展に繋がることを期待したいですね。