静鉄ホームズの新たな挑戦
静鉄ホームズは、建設業界の品質と安全管理の向上を目指し、遠隔施工管理プラットフォーム「Log System」を全棟に導入しました。このシステムは、株式会社log buildが提供するもので、建設現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を一歩進めるものです。高品質で安全な施工が求められる中、遠隔からの管理体制を整えることで、より効率的で柔軟な働き方が可能になります。
Log Systemの特長
Log Systemは、360度カメラ「RICOH THETA」と連携して、工事進捗の状況をリアルタイムで把握することができます。これにより、従来のスマホやデジカメを活用した報告とは異なり、まるで現場にいるかのような臨場感のある情報を提供できるのです。また、360度のVR空間を利用して作業状況を記録し、保管することで、全ての関係者が迅速に現場の把握が可能となります。
具体的な導入効果
1.
工事進捗状況の共有
従来の方法よりも高い臨場感があるため、施主様への報告がより理解しやすくなります。
2.
記録の一元化
360度の写真を撮影し、一元的に管理します。これにより、各職種がリアルタイムで現場を確認でき、コミュニケーションのムダを省くことが可能です。
3.
管理体制の強化
従来の「個人管理」から「組織全体管理」へシフトすることで、現場監督の負担を軽減し、早期の問題発見が実現します。
4.
新人教育の効率化
360度写真を使用しての教育が実施できるため、現場に出向く必要がなく、時間や場所を選ばずにトレーニングが行えます。
5.
リモート検査
マイルストーンの管理が見える化され、合格基準に基づく細かな管理が可能になります。
6.
営業活動の改善
VR体験を使ったお客様への説明により、より具体的で分かりやすい説明が実現します。
7.
環境負荷の軽減
現場訪問の頻度を減らすことで、SDGsへの貢献にも繋がります。
今後の展望
静鉄ホームズは、さらなる業務効率化と品質向上を追求し続ける方針です。リモート検査項目の増加や、安全衛生パトロールの実施を通じて、地域社会への貢献とともに現場管理の安全性を高めていく予定です。
経営者の声
静鉄ホームズの建築課課長である浦野氏は、「日々変化する社会環境に対応するため、柔軟性と適応力を備えたDXの導入が必要不可欠です」と述べ、新システムによる顧客満足度の向上と現場レベルの向上を期待しています。
また、log buildのCEO中堀氏も、「リモートでの管理を通じて、業務負荷を軽減し、次世代人材の育成に貢献することを目指します」とコメントしています。
リコーの稲葉氏は、360度カメラの活用が建設業界全体に貢献することを約束し、今後も技術革新を続ける考えを示しています。
結論
静鉄ホームズによるLog Systemの全棟採用は、建設業界における安全性や品質向上の新たなスタンダードを示唆しています。これにより、業界内の多様性が促進され、より快適な労働環境が生まれることが期待されます。
詳細は公式サイトでご確認ください:
静鉄ホームズ