海洋博公園で楽しむ珍花ディモルフォルキス・ローウィーの魅力
海洋博公園熱帯ドリームセンターでは、毎年この時期に見られる珍しいラン、ディモルフォルキス・ローウィーが美しい花を咲かせています。特に注目すべきは、1つの花茎から2色の花が咲くそのユニークな特性です。このランは世界のボルネオ島にしか自生しておらず、その存在自体が非常に珍しいものとなっています。
ディモルフォルキス・ローウィーの特徴
ディモルフォルキス・ローウィーは、ラン科の植物で、その名前はラテン語に由来しています。属名の「Dimorphorchis」は、二つの(di)形(morphe)のラン(Orchis)を指し、まさにこの花の特徴を表しています。具体的には、一本の花茎に咲く花が、鮮やかな黄色と赤褐色の斑点模様を持つ二つのタイプに分かれているのが特徴です。
今年は、沖縄美ら島財団の植物研究室で栽培された3鉢から合計約200輪が開花しました。このように多くのディモルフォルキス・ローウィーが同時に見ることができる機会は国内では非常に希少で、多くの花好きや珍しい植物に興味がある方々にとって、見逃せないイベントとなっています。
開花の見ごろは、6月下旬から7月下旬ですが、天候などの条件によって早期終了する可能性もあるため、ぜひ早めに訪れることをおすすめします。
海洋博公園の魅力
海洋博公園自体は、昭和50年に開催された沖縄国際海洋博覧会を記念して設立されました。公園内には、日本有数の観光スポットである沖縄美ら海水族館や海洋文化館、その他の多くの施設があります。熱帯ドリームセンターは、特に「太陽と花と海」というテーマのもと、熱帯・亜熱帯植物を展示する施設として注目されています。
ここには、ランをはじめとする数々の熱帯・亜熱帯植物が観賞用に育てられており、訪れる人々を楽しませています。ディモルフォルキス・ローウィーはその中でも特に注目される存在です。
施設の基本情報
夏期(3月~9月): 8:30~19:00(入館締切18:30)
通常期(10月~2月): 8:30~17:30(入館締切17:00)
一般大人(高校生以上): 760円
団体大人(20人以上): 550円
小人(中学生以下): 無料
沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
カーナビ利用時は「海洋博記念公園」や「沖縄美ら海水族館」で検索可能。
お問い合わせ
海洋博公園管理センター植物課熱帯ドリームセンター係
TEL: 0980-48-3624
FAX: 0980-48-3785
海洋博公園管理センター企画運営課イベント・広報係
TEL: 0980-48-2741
FAX: 0980-48-3339
この機会に、ぜひ海洋博公園に訪れ、ディモルフォルキス・ローウィーの美しさを感じてください。