巣鴨にある「山年園」が、この度京都宇治の抹茶粉末「都の路」を販売開始しました。これは、老舗製茶問屋が守り続けてきた伝統と技術の結晶です。茶師たちが厳選した茶葉を使用し、茶の葉一葉に愛情を込めて作り上げた一品は、まろやかで上品な風味が特徴です。
宇治抹茶の魅力
京都の宇治は、なぜ抹茶の名産地として名を馳せるのか。その理由には歴史的背景があります。宇治では、特に良質な碾茶が生産されてきました。この碾茶とは、特別な技法で育てられた茶葉を石臼で挽いたもので、禅茶とも深く結びついています。手摘みされた葉は、丁寧に蒸された後、揉まずに乾燥します。最終的には、葉肉だけが選り分けられ、特有の香りと味わいを形成します。
碾茶の製造過程
空気と光に恵まれた宇治の環境で育つ碾茶は、直射日光を避けるため、特別な覆下茶園で栽培されます。摘み取られた葉は、すぐに蒸されますが、揉むことはありません。これにより、茶葉の細胞が破壊されず、栄養素がそのまま保たれます。その後、葉肉だけを取りだし、石臼で丁寧に挽かれることで、滑らかでクリーミーな抹茶が生まれます。
抹茶の点て方
本格的な抹茶を家庭で楽しむためには、正しい点て方を知っておくと良いでしょう。例えば、まずペットボトルの水や温かいお湯を用意し、茶器に抹茶粉末を入れます。500mlの水に対して大さじ1程度の抹茶が目安です。お湯の温度は70〜80度が理想。これを少しずつ注ぎながら、茶筌でかき混ぜます。最後に、泡立つまで軽やかに点てると、きれいな抹茶飲みが完成します。
山年園の歴史
巣鴨の「山年園」は、60年余りにわたり地域のお客様に愛されてきたお茶屋です。周囲の下町の雰囲気と共に、幅広い商品を提供しており、特に「こだわりのお茶」「健康茶」「おやつ」などがおすすめです。お茶を通じて健康で美味しい時間をお届けしたいという思いを大切にしています。
公式サイトやSNSでも最新情報を随時更新中ですので、是非チェックしてみてください。理解と情熱とともに、宇治抹茶の魅力を存分に味わっていただければ幸いです。