アートとサイエンスの融合！荒木悠の新作展を体験しよう

アートとサイエンスの新たな出会い

2025年2月15日から3月2日まで、札幌市民交流プラザにて、アーティスト・映画監督の荒木悠が中心となったSCARTS×CoSTEPアート＆サイエンスプロジェクトが開かれます。この展覧会は、「双殻綱：幕間」と題されており、アートとサイエンスが交わる新たな体験を提供します。

展覧会の背景

このプロジェクトは、札幌文化芸術交流センターSCARTSと北海道大学CoSTEPが連携し、若い世代がアーティストと研究者のコラボレーションを通じて、創造性と科学的探究を学ぶことを目的としています。アートとサイエンスの新たな視点から、探究学習を深める機会を提供し、参加者の探究心と創造力を育成することが求められています。

特に、今回のテーマである「プレコンセプションケア」は、妊娠や出産についての考え方を広げるものです。WHOが推奨するように、このテーマは男女がともに取り組むべき重要な課題となっています。このように本展では、アートのみならず、社会的な視点も含めて新たなアプローチを提示しています。

荒木悠の探究

荒木悠は、このテーマから「牡蠣」をモチーフにした作品を制作しています。彼は、自身の興味や関心事をつなげることで、ライフワークである『双殻綱（Bivalvia）』というプロジェクトに深化させています。過去の作品《双殻綱：第一幕》や《双殻綱：第二幕》に加え、特別に新作映像《幕間（INTERMISSION）》も発表される予定です。

参加者を引き込む新しい視点

本展では、展示を通じてアーティストの探究や創作活動のプロセスを知る機会が提供されます。観覧者は、自らの視点を持って作品に触れることで、新たな価値観を発見できるでしょう。また、ギャラリーツアーやワークショップを通じて、アートを体験し、意見を共有することも可能です。

特に注目すべきは、2月16日に開催されるギャラリーツアーとワークショップです。荒木自身がガイドを務め、参加者は彼の視点を取り入れつつ、多様な感想や発見を持ち寄ることが奨励されます。

また、2月24日に行われる「おしゃべりアート」では、観覧者同士が自由に意見交換し、アート鑑賞をより充実させることを目的としています。これにより、アートが単なる鑑賞物ではなく、参加者同士のコミュニケーションの場になることが期待されます。

結びつく創造性と知見の交流

SCARTS×CoSTEPアート＆サイエンスプロジェクトは、アートとサイエンスの境界線を越え、異なる分野の知見を融合させることを目指しており、特に若い世代にとって新しい視点を提供する重要な場となっています。参加者が未来の社会を考える手助けとなるこの展覧会に、ぜひ訪れてみてください。入場は無料で、誰でも気軽に参加可能です。

この機会を通じて、アートとサイエンスの関係に新たな気づきを得て、あなた自身の探究と創造力を刺激する体験をお楽しみいただければ幸いです。