IT管理者の負担を軽減する新しいNAS
メルコホールディングスのグループ企業である株式会社バッファローが、法人向けの新しいネットワークアタッチドストレージ(NAS)モデルに対するリモート管理機能を導入しました。この新機能は、遠隔地からNASの設定を変更できるもので、IT管理者の負担を大幅に軽減することが期待されています。実際、日々の運用やメンテナンスにかかる時間を短縮することで、コスト削減にもつながるでしょう。
TeraStationシリーズの新機種
新たに追加されたリモート設定機能は、Windows OSを搭載した法人向けNAS「TeraStation(テラステーション)シリーズ」の対象商品に対応します。特に、2025年3月26日から提供されるモデルがその代表です。新規対応となるのは、Windows Server IoT 2022および2019 for Storageを搭載したWS5020N2シリーズやWSH5020N2シリーズ、さらにWS5020N9シリーズ、WSH5020N9シリーズです。これらのモデルは、ファームウェアのアップデートによりリモート設定機能を利用できるようになります。
リモート設定機能の詳細
ランダムな場所に設置されたNASへのアクセスが、インターネット経由で可能になるこの機能は、従来の運用では必要だった現場訪問を不要にします。キキNaviというリモート管理サービスを通じて、ユーザーの追加やアクセス権限の変更、共有フォルダー設定、バックアップの設定変更などを瞬時に行うことが可能です。このような業務の効率化は、IT管理者にとって大きなメリットと言えるでしょう。
複数の管理者による運用
キキNaviでは、管理者の権限を個別に設定することができるため、複数人でNASを運用する際もスムーズな対応が実現します。特に、緊急時の対応や障害発生時の対応も迅速に行えるからこそ、ビジネスの継続に貢献できるのです。この柔軟な管理体制は、企業の情報セキュリティの強化にも寄与するでしょう。
安全性にも配慮
リモート管理の際には、セキュリティも重要な要素です。バッファローのリモート管理サービスは、特に不正ログインを防ぐための2要素認証機能を導入しており、安心して利用できる環境を提供しています。これにより、データの安全性が大幅に向上し、企業の知的財産を守るための重要な措置となります。
まとめ
バッファローが提供する新しい法人向けNASは、リモート設定機能の導入により、IT管理者の業務効率を大幅に向上させることを目指しています。特に、これからのリモートワークや多様な働き方が進む中で、こうした機能はますます重要になっていくでしょう。企業のITインフラをより効率的にするために、ぜひ新しいTeraStationシリーズを検討してみてください。