新型コロナ対策と熱中症防止を実現するIoTソリューション
新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活様式は大きく変化しました。特に、三密回避という考え方が一般化し、実店舗においては安全を確保しつつ集客をすることが求められています。そんな中、cynapsの「hazaview」とボールドライトの「プラチナマップ」が連携し、新たなIoTソリューションが誕生しました。このシステムは、CO2濃度をリアルタイムで計測し、「密」を地図上に表示します。
「hazaview」とは?
「hazaview」は、複合センサーを搭載したIoTシステムで、CO2濃度、温度、湿度のデータをリアルタイムで測定します。これにより、感染症や熱中症のリスクを低減することが可能です。多くの産業用センサーが導入されたこのシステムは、厚生労働省が定める基準値に基づき、リスク判断を行います。これによって、スマートフォンやサイネージ上に警告や対策が表示される仕組みになっています。
今年8月にはβ版の提供が始まり、保育園、病院、自治体、博物館、企業オフィスなどでさまざまな実証実験が行われました。そして、10月から商用化が進められています。
プラチナマップの利便性
一方、ボールドライトの「プラチナマップ」は、デジタルマップを基盤にさまざまな情報や機能を一元化するプラットフォームです。これによって、従来のオリジナルデジタルマップ作成が簡略化され、施設情報を登録するだけで簡単にデジタルマップを作成できるようになります。さらに、動態管理情報、スタンプラリー機能、クーポン機能、三密情報の配信など、多彩な機能が統合されています。
密を可視化することで得られるメリット
この連携によって、実際の店舗管理者や来店者が密閉や密集の状況を視覚的に把握できるようになります。来店する予定の場所の換気状況を事前に確認することで、安心して商業施設に訪れることができるようになります。これは感染拡大を防ぎながら経済活動を再開するための重要なポイントです。
今後の展開
今後、「プラチナマップAir」の導入により、各施設のHPや観光マップなどでの表示も可能になります。cynapsは、今後もボールドライトと連携を深め、「プラチナマップAir」の導入を広げていく方針です。
会社情報
ボールドライト株式会社
- - 代表取締役社長:宮本 章弘
- - 設立年月日:2019年4月3日
- - 事業内容:MaaS、IoT、AI技術を活かしたソリューションやサービスの開発・提供
cynaps株式会社
- - 代表取締役:岩屋 雄介
- - 設立:2020年3月
- - 所在地:東京都世田谷区
- - 事業内容:IoTプラットフォームの開発・販売、コンサルティング。
この新しいIoTソリューションは、安心で安全な環境を提供するだけでなく、さまざまな業界に新たな価値を提供するものとして、今後の展開が非常に楽しみです。