秋の限定辛口日本酒「超・真野鶴ひやおろし」
9月9日より発売される「超・真野鶴ひやおろし」は、日本酒ファンの間で注目を集める秋限定の辛口酒です。この新商品は、佐渡島の信用を誇る尾畑酒造が生み出したもので、日本酒度がなんと+20という高い数値を誇ります。
日本酒度はお酒の甘さや辛さの目安を示す指標で、数値が高いほど辛口になります。一般的には+4から+7が辛口として知られていますが、+15を超えると極めて辛いお酒となり、+20は国内でも極めて珍しい存在です。この「超・真野鶴ひやおろし」は、そのまま味わうだけでも新たな発見を与えてくれることでしょう。
製造の難しさ
「超・真野鶴ひやおろし」には、製造過程での技術的な挑戦が隠されています。日本酒は米を原料とし、麹菌と酵母によって糖分からアルコールが作られる過程を経ています。最初は甘い飲み物からスタートし、徐々に辛口になるよう酵母が働くのですが、その過程で酵母が死滅するリスクも存在します。
尾畑酒造では、2011年の発売開始以来、厳選された年のみ辛口酒をリリースする方針を貫き、緊張感を持って製造に臨んでいます。これまで毎年、+20以上の辛口を達成しており、技術と経験を活かした仕込みが続けられています。出来上がったお酒は、米の旨味とコシを強調しつつ、辛さの中にも深みを感じさせる「辛いのに旨い」という味わいを実現しています。
「ひやおろし」の魅力
「ひやおろし」とは、秋になると出荷される特別な日本酒のスタイルで、新酒を一度火入れしてから、熟成を経て秋にそのまま出荷されるものを指します。このプロセスにより、お酒にはより豊かな味わいが生まれ、まろやかさが引き立ちます。
蔵元からのコメントも紹介しましょう。「私たちが志したのは、アルコール添加を行わず、スッキリとした飲み口を持ちながらも米の旨みを最大限に引き出すこと。それを実現するために、辛口純米酒の「真野鶴」の仕込みの中で、最高の年のみこの「超・真野鶴」をお届けしています。」
秋の豊かな味覚に合わせて、ボリューム感も重視され、原酒のまま瓶詰めされています。松茸や刺身、サンマの塩焼きなど、秋の味覚とともに楽しむのに最適です。
商品情報
- - 商品名:超・真野鶴ひやおろし
- - 製品タイプ:純米原酒
- - 使用米:麹米五百万石(精米歩合60%)、掛け米こしいぶき(精米歩合60%)
- - アルコール度数:18.5度
- - 小売価格:720ml 1,450円(税別)、1800ml 2,900円(税別)
また、尾畑酒造は1892年に創業し、自然環境にも配慮した酒造りを行っています。佐渡の土地の特性を最大限に活用し、米、水、人々の「四宝」で醸し出されるお酒を提供しています。
この秋、ぜひ「超・真野鶴ひやおろし」を手に取って、味わい深いひとときをお楽しみください。