マネーフォワードと中央大学の新しい試み
株式会社マネーフォワードは、中央大学商学部の潮ゼミナールに対し、バックオフィスSaaSである『マネーフォワード クラウド』を無償提供しています。この取り組みは、学生たちが実際に模擬株式会社を設立し、解散に至るまでの運営を通じて、経営や会計をリアルに体験することを目的とした「創業体験プログラム」の一環です。
サービスの拡充
今回の提携により、提供するサービスは『マネーフォワード クラウド連結会計』などに広がり、学生たちはより複雑な会計業務に取り組むことができます。特に模擬企業の親会社と子会社4社からなる連結決算の実施が想定されており、学生はこの際に経理業務を実践的に学ぶことができるのです。
実践重視の教育プログラム
本プログラムでは、学生は事業内容を企画するだけではなく、資金調達や監査、株主総会の運営など、実際の企業経営に必要な幅広い知識とスキルを身につけることが求められます。2019年度から無償で提供を始めた『マネーフォワード クラウド会計』も利用しながら、会計の基礎から複雑な連結決算に至るまで、段階的に学ぶことができるのが特徴です。
無償提供の詳細
提供されるサービスの具体的な例としては、以下のようなものがあります:
- - 『マネーフォワード クラウド会計Plus』を用いた経理業務や決算書の作成
- - 請求書の作成と支払い業務 where students manage invoice creation and payment processes between the simulated companies using both `マネーフォワード クラウド請求書` and `マネーフォワード クラウド債務支払`.
- - 経費申請と精算業務は『マネーフォワード クラウド経費』を利用して行います。
また、連結決算業務に関しては『マネーフォワード クラウド連結会計』を活用し、模擬株式会社の運営において一連のバックオフィス業務を行う予定です。これにより、学生たちは実際の企業で必要とされる実務能力を高めていきます。
教育と未来のIT人材育成
潮ゼミの清孝教授は、「AI時代の経理パーソン」をテーマに、デジタル技術が進化する中で求められる新たな会計専門家の育成を目指しています。特に、今年度のプログラムでは、より多くの事業を基にしたグループ経営が予定されており、学生たちは持ち株会社制のもとでの連結決算にも挑戦することになります。こうした経験は、学生たちにとって非常に貴重な機会であり、実践的な経理業務を早い段階から体験できることに感謝の意を示しています。
マネーフォワードの取り組み
最終的に、マネーフォワードは本取り組みを通じて、教育現場でのクラウドサービスの活用を進め、次世代の経理業務を担うIT人材の育成に寄与していきたいと考えています。
このように、株式会社マネーフォワードの挑戦は、学生たちに対して単なる学びの場を提供するだけではなく、未来の経理業務をリードする人材の礎を築く一助ともなるでしょう。今後の活動に大いに期待が寄せられます。