自治体AI zevo 無償化
2025-03-19 08:50:24

自治体AI zevoの有償オプションが基本プランに統合される新展開

自治体AI zevoがRAG機能を無償化



シフトプラス株式会社が提供する「自治体AI zevo」は、都城市と共同で開発され、ChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIを自治体のLGWAN環境に適応させた画期的なシステムです。そして、令和7年度からはRAG機能(Retrieval-Augmented Generation)、通称独自AIを無償で利用できるようになり、これまでの有償オプションから基本プランに組み込まれることが決定しました。

RAG機能が基本プランに統合



2025年度の4月より、自治体の職員が利用するRAG機能がよりアクセスしやすくなります。これまでの令和6年度ではオプション機能として別途料金が必要でしたが、生成AIの重要性が高まる中、RAGは必須の機能として位置付けられました。そのため、基本機能として利用を進めることになったのです。

RAG機能の概要



独自AI、つまりRAG機能は、自治体が保有する情報や資料を元に、生成AIが回答を導き出すシステムです。これまでは追加料金がかかっていましたが、令和7年度からは基本プランに組み込まれ、簡単に導入できるようになります。これにより、既存の利用自治体においても追加の手続きは必要なく、2025年4月1日からは自動的に使えるようになります。

特徴と利点



RAGは多種多様なファイル形式に対応し、簡単にドキュメントをアップロードできます。豊富なアップロード容量を備え、自治体の特性に合わせた情報を簡単に管理できるのが大きな魅力です。また、高度な回答が生成でき、庁内の独自ルールや過去の事例に基づいた情報の生成も可能です。情報の信憑性を確認するためのソース元文書も表示され、ファクトチェックが行いやすくなっています。

実際の活用シーン



この機能にはさまざまな活用方法があります。
  • - 職員専用ナレッジAI: 職員向けのルールや手順書を活用。
  • - 例規集検索AI: 例規集を学習させ、迅速な情報検索を実現。
  • - 過去事業集約AI: 過去の事業データをもとに学び、類似事業の計画に役立てる。
  • - 問い合わせ対応AI: 庁内FAQを学習させ、窓口対応を効率化。

これらは、自治体業務の効率化に貢献することが期待されています。

今回の改定の背景



この機能を基本プランに組み込むことにより、より多くの自治体が独自情報を活用して生成AIを利用可能になります。結果として、職員が情報を検索する時間の短縮や知識の共有が促進され、窓口業務の迅速化も期待されています。シフトプラスは、「自治体AI zevo」を通じ、引き続き業務効率化のサポートを行ってまいります。

※なお、無償での利用は独自AI(RAG)20個までとなりますが、21個目以降については別途ご相談が必要です。

さらに便利な連携機能



令和6年度以降、「自治体AI zevo」を契約した自治体には職員数分のアカウントが提供されるほか、シフトプラスの音声認識AI文字起こしツール「eRex」との連携も可能です。また、「eRex」は1ヶ月間無償トライアルが実施されているため、ぜひお試しください。

シフトプラス株式会社について



シフトプラスは2006年に設立され、大阪市を本社とする企業です。Webシステムの提案から地方自治体向けのシステム開発まで幅広く手がけており、全国23の営業所を構えています。また、寄付管理システム「LedgHOME」を自社開発し、日本全国の500以上の自治体が利用しています。今後も「自治体AI zevo」を通じて、さらなるサポートを行っていきます。


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会社情報

会社名
シフトプラス株式会社
住所
大阪府大阪市西区江戸堀2-1-1江戸堀センタービル8F
電話番号
06-6441-1155

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