音声コンテンツの可能性！日本でもポッドキャストの時代が到来

ポッドキャストブームが日本にも到来

今、世界中で注目を浴びているポッドキャストの波がついに日本にもやってきました。特に、アメリカの市場動向を追う形で、日本においても音声コンテンツが飛躍的に成長する兆しを見せています。そんな中、ポッドキャスト制作に必要な知識を網羅的に解説した書籍『プロ目線のPodcastのつくり方』が株式会社クロスメディア・パブリッシングから2025年10月31日に刊行されることが発表されました。

誰でも簡単に始められるポッドキャスト

SpotifyやVoicyなど、ポッドキャストはスマートフォンさえあれば誰でも手軽に情報発信やリスニングができるメディアとして、現在のビジネスシーンにおいても大注目です。しかし、実際には多くの人が「再生回数が伸びない」「リスナーを定着させられない」という現実に直面しています。本書では、そんな悩みを解消するために、企画から収録、編集、配信、宣伝、最終的にはマネタイズに至るまで、ポッドキャスト成功のための具体的なノウハウが詳述されています。

プロのノウハウを一挙公開

著者の野村高文氏は、音声コンテンツ制作の専門家であり、自身の制作した番組でJAPAN PODCAST AWARDSのベストナレッジ賞を2年連続受賞するなど、その実績は言わずもがな。本書では「企画は『人×テーマ』で考える」「台本は5つのパートで構成する」「収録は単一指向性のダイナミックマイクがオススメ」といった具体的なテクニックから、機材選び、編集、ファン作り、収益化に至る全工程を学ぶことができます。これにより、これからポッドキャストを始めたいと考える人や、既にポッドキャストを運営中の方でも、さらなるクオリティ向上を目指すことが可能です。

注目の理由とは？

現在アメリカではポッドキャスト市場は急成長を遂げており、2025年には月間リスナーが1億人を超える見込みです。今、日本におけるポッドキャストを聴く層は全体の17.2％に留まっていますが、これはアメリカが10年前に抱えていたのと同様のレベルであり、まだまだ成長の余地があることを示しています。このタイミングでポッドキャストを始めれば、先行者としての利点を享受できるでしょう。

音声が心に響く理由

現代社会はSNSなどのアテンション争奪戦の中にいますが、その反動として“ながら聴き”が可能なポッドキャストが注目されています。ポッドキャストの最大の魅力は通勤中や家事の合間に楽しめるため、リスナーは30分以上のコンテンツでも高い継続率で聴き続けているというデータもあります。また、声や息遣いがリアルタイムで伝わるため、発信者との繋がりを感じやすく、長期的な関係を築くのに最適です。