親子で挑む学校づくり
2025-09-30 15:57:42

不登校経験を活かした女子高生と父親の新たな教育挑戦

不登校経験を活かした親子の挑戦



合同会社I likeは、東京都港区に本社を構え、千葉県船橋市を拠点に活動している。2025年3月に設立されたこの企業は、子どもたちが「好き」を基に学ぶ新しい教育の場を提供することを目指している。代表の関口桃子(15歳)とその父、関口太郎の親子が共に立ち上げたこのプロジェクトは、近年深刻化している不登校問題に対する一つの解決策となることを狙っている。

設立の背景



関口桃子は、小学3年生から中学3年生までの6年間不登校を経験。彼女は「学校に行けない自分はダメな人間だ」と心を痛めていた。そんな彼女の転機は、父とのシンプルな会話から始まった。「桃子は何が好き?」と尋ねられたことで、彼女は「好きを探求する楽しさ」と「好きなことを通じて学ぶ喜び」を発見する。これをきっかけに、「もっと好きなことを深められる学校があれば、毎日楽しく学べるのに」との思いが芽生えたのだ。

深刻化する不登校問題



文部科学省によると、2023年度の不登校児童生徒数は約30万人に達すると報告されている。この数字は過去最多であり、さらに厚生労働省の発表によれば、2024年には529名の小中高生が自ら命を絶っている。桃子は、この数字の一つひとつが自身と同じように苦しんでいる子どもたちだと考えている。彼女は「好きを探求することが生きる希望になり、自分らしく学びを楽しめる場所を作れれば、きっと変わる」と語る。

ライクスクールの特徴



合同会社I likeが提供する「ライクスクール」(2025年10月開始)は、従来の教育とは異なるアプローチを取る。特徴として、以下のポイントが挙げられる。
・「先生」は存在せず、ファシリテーターが対話を重視
・一人ひとりが自分の「好き」と出会うきっかけを提供
・PBL(Project Based Learning)手法を基にした自由な制作活動
・仲間との発表・共有を通じた学びの深化

このプログラムでは、関口太郎がファシリテーターとして子どもたちが自分の「好き」を自由に語り合える場を提供する。子どもたちは自らの興味や関心について話し合い、学びを楽しむことで新しい教育の形を体験できる。

無料体験教室の開催



ライクスクールは、2025年10月18日と26日に、小学生から高校生を対象にした無料の体験教室を開催する。具体的なプログラム内容は、年齢や立場に関わらず「好き」を軸にした学びを広げるものであり、定員は各回8名と設定されている。参加希望者は、公式サイトから申込むことができる。

代表プロフィール



代表の関口桃子は、千葉県船橋市に在住し、15歳である。彼女は、2025年4月から通信制高校に通学中で、好きなことを深掘りながら新しい学びの形を追求している。彼女は、大賞を受賞した経験も持ちながら、今後「ライクスクール」を通じて、「好き」を起点に学びを広げられる場を創造することを目指している。

合同会社I likeの目指すもの



合同会社I likeは、ライクスクールでの実践を通じて、将来的には「好きから学ぶ学校」の設立を計画している。自然やコミュニティと繋がった新しい学びの場を創出することで、子どもたちや若者が自分らしく生きられる社会を実現していくことを目指している。桃子は「新しい選択肢の存在を多くの人に知らせたい」との意気込みを示している。

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お問い合わせ


合同会社I like
担当:関口
Web:公式サイト
Mail:[email protected]


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会社情報

会社名
合同会社 I like
住所
東京都港区北青山1-3-3三橋ビル 3階
電話番号
080-6349-0076

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