株式会社インサイトテクノロジーは、最新のAI技術を統合した新製品「Qlik Talend Cloud」を、2024年10月1日より提供開始する。この製品は、米国のQlik Technologies Inc.が開発したもので、AIを活用し、クラウドベースのデータ統合を推進することを目的としている。近年、生成AI技術の急速な進化に伴い、企業はその活用方法を模索する必要性が高まっており、インサイトテクノロジーはその一翼を担うことを決意した。
Qlik Talend Cloudは、データの品質を確保し、ガバナンスを強化しつつ、シームレスにデータ統合とAI活用を実現することを目指している。この製品はQlikが提供するデータ統合プラットフォームの豊富な機能に加え、最先端のAIを組み込むことで、企業のデータ活用の幅を広げる役割を果たす。また、日本市場でも評判の高いQlik ReplicateやTalendを基盤にした機能を提供することで、多様な企業システムへの柔軟な対応が可能だ。
Qlik Talend Cloudには、次のような特徴がある。まず、200以上のコネクターを備えており、SaaS、データベース、SAP、メインフレームなど、さまざまなシステム環境におけるデータ統合に対応している。このため、企業は自社のデータを簡単かつ迅速に統合することが可能となる。
さらに、ストリーミング、ETL(Extract, Transform, Load)、ELT(Extract, Load, Transform)、APIマネジメントを支援する機能を備え、リアルタイムでのデータ処理を実現している。特に、データ変換機能はノーコードからプロコードまでを対応し、技術者のスキルに応じて自由に活用できる。
AIを組み込むことで、データの品質管理とガバナンスの強化が図られ、コンプライアンスを確保しつつ、信頼性の高いデータを基に価値を引き出すことができるようになった。さらに、日本リージョンを利用することで、レイテンシーが改善され、安定したシステム運用が促進される。
これまでにインサイトテクノロジーは、銀行、保険、製造業などの大手企業と共に12年以上にわたってQlikデータ統合プラットフォームの提供を行ってきた。その結果、アジアパシフィック地域においてトップの販売実績を誇り、様々な業界におけるデータ統合の課題を解決する豊富なノウハウを育んできた。クライアントがスムーズに新製品を導入できるよう、専門のコンサルタントによる支援も行っている。
加えて、Qlik Talend Cloudの発売にあわせて、製品の基礎を理解できるウェビナーも開催される。ここでは、Qlik Talend Cloudがどのような製品で、どんな機能を持っているのかを、具体例を挙げて解説する。興味がある方は参加を検討してほしい。
インサイトテクノロジーは今後も、Qlik Talend Cloudを通じてデータ活用基盤の構築をサポートし、企業のDX推進に寄与していくことを目指している。