NHK「とちぎ630」新テーマ音楽を石田多朗が手掛ける！雅楽とクラシックの融合

NHK「とちぎ630」の新音楽がついに発表

2025年3月31日より放送されるNHKの人気ニュース番組「とちぎ630」は、新たに音楽が全面リニューアルされることになりました。この新しいテーマ音楽は、世界的に名を馳せる作曲家石田多朗の手によって制作され、雅楽と西洋クラシックを融合させたこれまでにないスタイルが特徴です。番組は毎週月曜日から金曜日の18:30から放送されます。

音楽制作の背景

音楽を担当する石田多朗は、テレビドラマ「SHOGUN 将軍」で日本音楽のアレンジャーを務め、その作品が第76回エミー賞作曲賞、そして2025年のグラミー賞にノミネートされた経歴を持つ実力派です。これまで日本の伝統音楽と現代音楽を結びつける数々の作品を手がけてきた彼ですが、今回の「とちぎ630」のために特別に10曲を制作しました。新しい曲には、メインテーマ曲やオープニング曲、さらに気象情報を伝えるための音楽なども含まれています。

雅楽の魅力

石田は、1300年の歴史を持つ雅楽を現代に生かすことに挑戦しています。篳篥や笙、楽琵琶などの雅楽器とともに、バイオリンやチェロ、ピアノなどの西洋楽器も使用し、独創的な響きを創り出しています。この新しい音楽は、親しみやすさを重視しつつ、日本の伝統と現代性を融合させた独特な感覚を提供します。また、栃木県には歴史的な文化的背景があり、特に日光東照宮や天皇陛下の御用邸といった場所があるため、地域の文化を音楽に取り入れる意図も込められています。

オープニングアニメーション

更に番組の冒頭を彩るオープニングアニメーションは、栃木県益子町在住のアーティスト・シシヤマザキ氏が担当。NHK連続テレビ小説『虎に翼』のオープニング映像を手がけた彼の作品は、繊細かつ詩的な世界観で視聴者を魅了します。

特集放送も

今回の音楽制作の背景や収録の様子については、NHK「とちスペ」で特集される予定です。2025年4月4日には、音楽と映像の制作過程が深く掘り下げられ、雅楽とクラシックの融合についての思いが紹介されることになります。特集の放送は19:30からの予定です。

NHKの公式SNSでの情報

新しい音楽のサウンドはNHK宇都宮放送局の公式SNSで一部公開されています。特に、メインテーマや気象情報の音楽のクリップも視聴でき、視聴者の期待感を高めています。詳しい情報は、公式サイトで随時更新される予定です。

石田多朗のプロフィール

石田多朗は、サンフランシスコで幼少期を過ごし、東京藝術大学で音楽を学びました。彼は精神的な苦難を乗り越えた後、再び作曲の世界に戻り、世界的に成功を収めることになります。彼の作品は、国内外から多くの注目を集めており、国際的な賞にも数多くノミネートされています。

彼が手がける音楽は、雅楽と現代音楽が交じり合った独自のスタイルで、音楽 lovers を魅了し続けています。「とちぎ630」での新たな音楽が、どのような形で地域に貢献していくのか、楽しみでなりません。