クォーク株式会社が「Quark Apps 6」を発表
クォーク株式会社は、イノベーションを支援するための情報ツール「Quark Apps」の新バージョン「Quark Apps 6」をリリースした。この新しいツールは、企業間のコラボレーションを強化し、様々な分野での技術融合を促進するために設計されている。
開発の背景
イノベーションにおいては、人が中心となる戦略が求められている。異分野の企業や技術が交わる中で、個人の役割がますます重要になってきた。従来の企業や技術の枠組みが通用しづらくなり、個々のつながりや関係性を可視化する必要が生じている。そのため、クォークは人を中心に企業や技術を再定義する新たな情報ツールを提供することを決定した。
Quark Appsの特徴
「Quark Apps 6」では、以下の3つの主な特徴が強化されている。
1.
使い慣れたExcelとの統合
すべてのツールはExcelをベースに構築されており、使いやすい環境で操作できる。データはPC内で管理されるため、機密情報の漏洩リスクも低減される。
2.
Web情報の自動収集機能
新たに搭載されたWebクローラにより、特定のWebサイトから必要な情報を自動で集め、データ化することができる。特許や論文、企業情報など、様々な情報を一元管理できるので、分析の幅が広がる。
3.
最先端の可視化アルゴリズム
Force Layout分析を使用することで、人のつながりを視覚的に示すことが可能になった。使い方も簡単で、生成されたファイルをブラウザにドラッグ&ドロップするだけで操作が完了する。
使用例
「Quark Apps 6」は多様な場面での利用が期待されている。このツールを使うことで、企業は以下のような戦略が立てられる。
- - 社内の主要メンバーを特定し、技術マーケティング戦略を強化する。
- - 他社の開発体制を分析し、リソースを最適に配分する。
- - 自社の技術を基に、新たなビジネス領域を開拓する。
- - オープンイノベーションにおけるパートナー探索を容易にする。
- - 高精度のヘッドハンティングを実現する。
会社情報
クォーク株式会社は、2008年に設立された東京都品川区に位置する企業で、情報分析ツールの開発と販売を行っている。代表取締役の大槻悦理氏が指揮を執り、企業戦略のプランニングにも取り組んでいる。
詳細やお問い合わせについては、公式ウェブサイト
こちらをご覧いただきたい。
「Quark Apps 6」によって、多様な情報の集約と分析が可能となり、企業のイノベーション戦略に大きな変化をもたらすことが期待される。さらに、今後もクォークが提供する新しい機能に注目していきたい。