ワンキャリア、Google Cloud主催のAI賞でファイナリストに選出
先日、株式会社ワンキャリア(本社:東京都渋谷区)は、Google Cloudの「第3回 生成AI Innovation Awards」でファイナリストとして選ばれ、最終審査に臨みました。このイベントは、Google CloudとそのAIサービスを駆使した企業や組織の課題解決の優秀事例を表彰するものです。ワンキャリアを含む10社がファイナリストに名を連ね、興味深いプレゼンテーションが行われました。
働き方を変革するAIプロダクト
ワンキャリアからは、データグループのシニアマネージャー・江副 廉人とAI Opsマネージャー・高根沢 光輔の2名が登壇。彼らは、社内向けに開発したAIプロダクト『営業アポ前準備くん』の魅力を紹介しました。このプロダクトは、営業活動におけるアポイント前の煩雑な準備作業を大幅に効率化することが目的です。
『営業アポ前準備くん』は、企業情報の調査やIR情報の読み込み、課題に関する仮説立てを自動的に行います。特に注目すべきは、GoogleのAIサービス「Gemini」を活用した3つの主要機能です。
1. タスクの自動化
AIは過去の依頼内容を記憶し、依頼者の傾向を基に適切な回答を生成します。この進化により、利用者は煩雑な指示を出す必要がなくなります。
2. 簡素な指示での処理
従来の複雑なプロンプトを必要とせず、シンプルな指示を与えるだけで、AIが自ら処理を推測して実行します。これにより業務の迅速化が図られています。
3. 高速レポート作成
PDFファイルを1ページずつ分割し、マルチスレッド処理を可能にすることで、レポートの生成が格段に速くなりました。高品質な回答を迅速に提供することができ、営業活動の効率を向上させています。
凄まじい時間短縮
実際に、『営業アポ前準備くん』を利用した営業準備にかかる時間は、43分からわずか5分へと短縮されました。これは、従来の約1/8の時間で済むという驚異的な成果です。
登壇した江副氏と高根沢氏の感想や今後の展望に関する詳細は、
こちらをご覧ください。
エンジニア採用の強化
また、ワンキャリアはエンジニアやデータアナリストなどの採用にも力を入れています。詳細な求人情報は、
求人一覧で確認できます。エンジニア組織に関する情報も、
Tech Blogや
EntranceBookを通じて発信されています。
会社情報
ワンキャリアは、「人の数だけ、キャリアをつくる。」というミッションを掲げ、幅広いサービスを展開しています。主なサービスには、大学生向け採用メディア「ONE CAREER」や、中途採用向けの「ONE CAREER PLUS」、人事向けの採用支援サービス「ONE CAREER CLOUD」があります。設立は2015年、証券コードは4377で、東京証券取引所グロース市場に上場しています。
会社の詳細については、
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