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地域金融機関向けの次世代コアバンキングシステム提供開始

次世代コアバンキングシステムの登場

金融業界に新たな風を吹き込む、次世代コアバンキングシステムの提供が発表されました。このシステムは、株式会社北國フィナンシャルホールディングスのグループ企業、株式会社CCイノベーションによって開発されており、2027年1月から地域金融機関向けに稼働を開始します。

マルチクラウド型システムの特徴

この新しいコアバンキングシステムは、マルチクラウド型で設計されているため、可用性が高いのが特長です。また、従来利用されていたCOBOLから最新のJavaへのモダナイズが行われており、現代のニーズに応える設計となっています。新しい機能の実装がノンカスタマイズ・無償で提供されるのも、このシステムの魅力の一つです。

提供されるサブシステム一覧

加えて、CCイノベーションはコアバンキングシステムに加え、数多くのサブシステムも提供します。主なサブシステムには以下のものがあります。

- 個人向けインターネットバンキング
- 法人向けインターネットバンキング
- AI機能を搭載した顧客情報管理システム
- HRMシステム
- アンチマネーロンダリングシステム
- クレジット・デビットカード加盟店システム
- デビットカード発行・運用システム
- ステーブルコインシステム

これらはパブリッククラウド上で稼働し、年間のランニングコストは導入するサブシステムによって異なりますが、基本的には1億円からの設定となっています。

システム移行支援コンサルティングの提供

CCイノベーションは、金融機関向けに専門的なコンサルティングサービスも提供しています。今回新たに始まる「勘定系システム移行支援」サービスでは、過去の実績をもとに、さまざまな支援が行われます。これまでの主な実績には、組織能力向上やコスト削減プロジェクト、業務のBPR（ビジネスプロセス再設計）などが含まれています。

この新サービスによって、地域金融機関は更なる競争力の向上を図り、顧客満足度の向上にもつながることでしょう。また、CCイノベーションと共に、地域の社会課題の解決とともに利益創出を目指す姿勢が、今後の業界にどのような影響を及ぼすのか注目です。