杉並区の気候対策
2025-09-22 12:32:27

杉並区初の女性区長が気候変動対策の新たな道を探る

気候変動への新たな挑戦



2025年2月、地球の環境問題に迫る人気ドキュメンタリーシリーズ「地球クライシス」は、待望の第13弾が放送されます。この回では、東京都杉並区初の女性区長である岸本聡子氏が特別ゲストとして出演し、区が進める気候変動対策の取り組みについて語ります。また、長年にわたって地球温暖化の影響を改善する活動を展開してきたClimate Integrate代表の平田仁子氏もゲストに迎え、気候問題をどう解決していくべきか討論します。

異常気象の影響が及ぼす未来の危機



今年の夏、日本列島は記録的な熱波に見舞われ、東京都心では35℃以上の猛暑日が多発しました。このような異常気象は日本だけにとどまらず、全世界で広がっており、気候がもたらす危険性は増す一方です。私たちの未来を脅かすこれらの現象に対し、何らかのアクションが必要です。

前述の「Media is Hope」が主催する「Media is Hope AWARD」において、「地球クライシス」は2024年度の「シリーズ継続賞」を受賞。これは気候変動やSDGsなどの社会問題に取り組む意義を高く評価された結果であり、番組から発信されるメッセージの重要性を改めて浮き彫りにしています。

杉並区の新たな取り組み



岸本区長は大学時代から環境NGOに関わり、区長に就任後は環境課の職員を増員し、様々な環境問題に対処しています。具体的には、リユース容器を利用した弁当販売や、区役所に設置した古着回収ボックスの運用など、地域住民が参加可能な取り組みを推進しています。

平田氏は、杉並区の例を挙げて「自治体のモデルケースとして希望を与えている」と評価。松下奈緒さんも、これらの取り組みを知ることで気候問題に対する意識が高まったと語ります。区民が参加する「気候区民会議」においても、さまざまな世代の人々が集まり、気候変動対策について意見を述べ合い、新たな知見を持ち帰る貴重な機会となっています。

海を守るためのカーボンオフセット



さて、気候変動の原因として最も注目されるのが、排出される二酸化炭素などの炭素です。BBCの取材では、炭素吸収源としての海の重要性に焦点を当て、特にザトウクジラの生態系保護に関する活動が紹介されます。ザトウクジラは海の中で重要な役割を果たしており、その調査からも環境の変化が見えてきます。

また、日本企業も取り組む「カーボンオフセット」は、環境保護と経済活動の両立を追求する方法として注目されています。平田氏が解説するように、このアプローチにはメリットもあればデメリットも存在し、正しい理解と活動が求められます。

今後の展望



松下奈緒さんも、「気候問題について具体的に理解し、問題意識を持つことが大切」と強調。彼女自身、温暖化を実感し始め、個人レベルでできることに対する再認識を促しています。また、カーボンオフセットを含む大規模な取り組みや、地域から日本全体、さらには国際的な協力へと広がることが、今後の鍵になるでしょう。

この番組は、私たちが日常生活の中で取り組める小さな行動が、地球の未来に繋がることを示す貴重な機会となります。地球を守るための意識を高め、この危機に立ち向かうための第一歩を共に踏み出しましょう。

番組情報


  • - 番組名: 地球クライシス第13弾気候危機 転換への道しるべ
  • - 放送日時: 2025年9月28日(日)21:00~23:00
  • - 放送局: BS朝日
  • - ナビゲーター: 松下奈緒
  • - 専門家: 依田司(気象予報士)、江守正多(気候科学者)
  • - ゲスト: 岸本聡子(杉並区長)、平田仁子(Climate Integrate代表理事)
  • - 制作: BS朝日、テレビ朝日映像


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