展覧会「DIS:SOLVE とくとかとうとか」について
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)が主催する展覧会「DIS:SOLVE とくとかとうとか」が、2025年1月14日から1月23日まで開催される。この展覧会は、現在開講中の講義「現代アート概論」を受講する学生たちが主体となり、現代アートを通じた社会への提案を行う場である。
展覧会の意義とコンセプト
VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)の現代社会において、SFCの教育の特徴である“分析的社会実装”に加え、現代アートの柔らかなアプローチが求められている。この展覧会は、学生たちがアート実践を通じて多義多層的な問題解決の力を育むための場でもある。アートの社会実装を学ぶことによって、彼らは現代社会に新たな視点を提供し、課題解決に向けた考察を深める。
展覧会を支える学生たちのプロセス
展覧会は、受講生の協力によって作り上げられた。「アートの社会実装」を具体化するため、学生たちは役割分担をし、キュレーションやデザイン、リサーチなど様々な視点から作品の議論を行う。これにより、より豊かな作品展示が実現されることを目指している。
コメントと見解
展覧会のキュレーター田尾圭一郎准教授は、「学生たちは現代アートの多層的なアプローチを学んでおり、創造的な問題解決に向けて努力している」と述べている。また、参加学生の一人は「資本主義に直接関連しない中で、私たちができることは何かを考えた」とコメント。特権的な学生生活の中で社会に向けたメッセージを模索していることが語られた。
将来を担う高校生へのメッセージ
SFCは、時代の要請に応じた新しい「知」の創造を目指している。この展覧会を訪れることで、SFCで学ぶ学生たちがどのように社会問題を取り扱っているのか、実際に体感することができるだろう。高校生たちには、この機会を通じて自らの未来を考え、進むべき道を探る手助けとなることを願っている。
開催概要
- - 展覧会名: DIS:SOLVE とくとかとうとか
- - 会期: 2025年1月14日(火)〜23日(木)
- - 会場: 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス τギャラリー
- - 開館時間: 午前9時〜午後7時
- - 休館日: なし
- - 観覧料: 無料
アクセス
所在地: 〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322
アクセスは、小田急江ノ島線などからの直通バスが便利。詳細は慶應義塾大学の公式ウェブサイトで確認できる。
この展覧会は、未来を創る若者たちの挑戦と成長の場であり、訪れる全ての人々に刺激を与えることを目指している。ぜひ足を運んでみてほしい。