Redmine信者必見!海外への新たな一歩
日本で人気のプロジェクト管理ツール「Redmine」をベースにしたクラウドサービス「My Redmine」が、ついに海外市場へ進出します。ファーエンドテクノロジー株式会社が2024年8月7日から提供を開始する「My Redmine Global Edition」は、従来の日本市場に留まらず、世界各国の企業に向けた期待の新サービスです。
「My Redmine」の進化
これまで日本国内専用だった「My Redmine」は、これを契機に「My Redmine JP Edition」へ名前が変更されています。今後は「My Redmine Global Edition」と、日本のユーザー向けの「My Redmine JP Edition」の二つを用意し、グローバルなユーザーにも対応していく計画です。
「My Redmine Global Edition」のプランはスタンダードプラン1種類。料金は月額100ドルで、200GBのストレージ、最大1000ユーザーが利用可能。プロジェクト数は無制限で、IPアドレスについては100個まで設定できます。また、初回利用者には翌月の末日まで無料トライアルが用意され、サポートは日本時間での平日9時から17時まで行われます。
Redmineの魅力
Redmineは、オープンソースで開発が進められているプロジェクト管理ソフトウェアで、2006年にJean-Philippe Lang氏が初めてリリースしました。多機能で拡張性も高く、世界中で広く使用されています。ファーエンドテクノロジーはあらゆるユーザーの声を受け入れ、10年以上にわたりRedmineの改良に貢献。代表の前田氏は、日本人として唯一Redmineの開発メンバーとして活動し、新機能の開発やパッチの取り込みを行っています。実際、2023年10月に発表されたRedmineのバージョン5.1では、新機能の36%が同社メンバーによって開発されたとのこと。
My Redmineの導入事例
「My Redmine」は、さまざまな業界での採用実績を誇ります。日本国内では、株式会社JALインフォテックやセントラル硝子株式会社、丸紅ITソリューションズ株式会社など、1500社以上がすでに導入を決めています。これからは、海外の企業もこの便利なプロジェクト管理ツールを体験できることになります。
会社概要
ファーエンドテクノロジー株式会社は、2008年に設立された企業で、島根県松江市に本社を置いています。主要な事業としては、オープンソースソフトウェアを活用したクラウドサービス(My RedmineやMy Subversionの提供)や、ソフトウェア開発への協力(特にRedmineの開発)を行っています。紅に盛り上がるオープンソースの世界で、ファーエンドテクノロジーは一層の活躍が期待されます。
これからの展開
新たな「My Redmine Global Edition」の登場は、プロジェクト管理の未来にどのような影響を与えるのでしょうか。ファーエンドテクノロジーは、今後も国際的に通用するサービスの提供を目指し、市場において競争力を強めていくことでしょう。