ファッションAIの新潮流
2025-05-14 10:21:29

大阪文化服装学院が展開するファッションAI活用の新潮流

大阪文化服装学院が目指すトレンド解析の最前線



大阪文化服装学院は、ファッションデザイナーや人材育成を行う教育機関として、最新のトレンド解析技術を学生に提供しています。特に注目すべきは、同学院が運営する『ブランドマネージメント学科』が株式会社ニューロープと共同で実施しているカリキュラム "AIビジネス活用"です。このプログラムでは、ファッションに特化したAIを活用し、リアルなデータを基にトレンドを分析する力を養うことが目指されています。

2025年度には、大学院生によるシリーズレポートが公開され、その中でも特に注目のテーマが「ショートブーツとロングブーツの着用比率を日本と韓国で大解剖すること」でした。日本と韓国のファッション事情や、ブーツスタイルの違いについてでは、どんなデータが示されたのでしょうか。

データ分析の背景と手法



この調査は、Instagram上の投稿から収集した豊富なデータをもとに進められました。学生たちはブランドマネージメント学科の2年生である池勘介氏、笹沼優那氏、テイテイヨ氏の3名が分析を担当しました。使用された分析ツールは、株式会社ニューロープの提供するAI "#CBK forecast"です。このツールでは、トレンドの予測に加え、様々なデザイン要素を定量的に分析することが可能です。

ファッション感度と市場のギャップ



株式会社ニューロープの代表取締役、酒井聡氏は、ファッション学生がトレンドに敏感である一方、マジョリティの感覚を捉えづらい現状を指摘しました。ファッション業界は常に変化しており、学生たちはその最前線で生きています。しかし、実際の市場動向と感覚のギャップを認識することで、より正確なマーケティング戦略が生まれると考えられます。

AIビジネス活用カリキュラムの意義



大阪文化服装学院のこの独自カリキュラムは、ファッション系専門学校としては唯一無二の取り組みです。同校では、アパレル企業からの依頼を受けて現実の課題に対し、グループワークを通じて実践的なスキルと知識を学ぶ機会を提供しています。学生たちは、ECサイトやブランドのブランディングに関するトピックに取り組みながら、実務経験を得ることができるのです。

将来を見据えた多角的な育成



大阪文化服装学院は、2026年度から新しく「ヴォートレイル ファッション アカデミー」という校名に改名されることが決定しています。この新しい名前は、ファッションにおける先駆者となる学生を育成する意志が込められています。将来的には、4年制の「ブランドプロデューサー学科」に生まれ変わる予定で、教育内容やカリキュラムがさらに充実します。

今回のブーツ着用比率調査に関するレポートからは、両国のファッションシーンにおけるスタイルの違いを理解し、さらなる洞察を得ることが期待されています。このような取り組みを通じて、大阪文化服装学院はファッション教育の未来を切り開いていると言えるでしょう。


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会社情報

会社名
学校法人 ミクニ学園
住所
大阪府大阪市淀川区三国本町3-35-8
電話番号
06-6392-4371

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