2024年度の出前授業ドットコムの実績と今後の展望について

出前授業どっとこむ、2024年度の実績を公表

株式会社ユシェロンが運営する「出前授業どっとこむ」が、2024年4月から2025年3月にかけての実績を発表しました。今年度は前年度と比較し、総問い合わせ数が大きく増加し、授業登録数も大幅に伸びました。これにより、教育分野のニーズに応える重要な役割を果たしています。

実績の詳細

2024年度における問い合わせ数は、前年対比で115%増の1,600件を超え、授業登録数も277授業に達しました。これは前年比140%の増加を示します。このような伸びは、多様な分野から企業や団体が参加することで実現され、多くの学校からの関心が高まっていることを裏付けています。特に多かったのは以下の都道府県です：

- 東京都
- 大阪府
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県

全国すべての47都道府県から問い合わせがあり、教育への取り組みを強化する動きが見られます。

学年別・人気授業ジャンル

特に、高等学校からの問い合わせ増加が顕著であることがデータから分かります。人気の授業ジャンルは以下の通りで、子どもたちの興味に応じた多様な学びが提供されています：
1. キャリア教育
2. SDGs（持続可能な開発目標）
3. 情報リテラシー

日テレの出前授業

また、「出前授業どっとこむ」では、実施される授業の運営を委託されることも増えており、特に日本テレビ放送網が提供する「日テレ×授業」においてもさまざまな実績が上がっています。2024年度には、160校以上が申し込み、受講者数は9,000人を超えたことが報告されています。実施された地域は32都道府県に及び、教育現場での取り組みが広がりを見せています。

教育現場からの声

授業を受けた教育者や参加生徒からは、特に高評価を得ているようです。京都府の小学5年生教諭は「動画やゲームなど多様な活動を通じて、子どもたちが情報を整理し思考を深める姿が印象的でした」と感想を述べました。高校の教諭も「探求学習の視点が深まった」との意見を寄せています。生徒からは「情報を正しく確認する重要性を学べた」という声が多数上がっています。

今後の展望

「出前授業どっとこむ」は、単に学校と企業をつなぐだけでなく、教育と社会のつながりを強化するプラットフォームへと進化し続けます。今後はメディアとしての価値を高め、学校や企業・団体の課題に応える施策を進めることを目指しています。この努力により、より多くの教育関係者や企業にとって役立つ情報源となり、子供たちに多様な学びの機会を提供することを目指しています。