ORENDA WORLDと丸紅I-DIGIO、THE FIRSTの業務提携
株式会社ORENDA WORLD(本社:東京都港区、代表取締役:澁谷 陽史)は、丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:佐藤 由浩)およびTHE FIRST株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:久保 宗大)と業務提携を結ぶことを発表しました。この提携は、AIデータセンターを中心にAI人材の育成とAI事業のプロダクト開発を目的としており、2025年にAIデータセンターの開業を予定しています。
提携の目的と内容
この業務提携を通じて、ORENDA WORLDはAI技術の社会実装を推進し、さまざまな産業の発展を促進することを目指しています。具体的には、仮想空間やAI音声を活用した技術によって社会課題を解決するソリューションを提供することが中心となります。これにより、デジタルヒューマンやメタバースに関するコンテンツへの音声合成技術の導入にも力を入れています。
丸紅I-DIGIOホールディングスとの提携内容
丸紅I-DIGIOホールディングスとの提携においては、実践的なAI人材育成プログラムの共同開発が行われ、ORENDA WORLDのAIデータセンターとGoogle Cloudとの統合が進められます。AIとGoogle Cloudを活用した新事業の創出も目指しており、製造業の品質管理の自動化や医療分野における画像診断支援システムの開発などが具体的な例として挙げられています。
この提携により、顧客企業のDX推進をバックアップするための多様なソリューションを提供し、広範な顧客基盤とシステム構築力を活用した新たなモデルの開発が期待されています。
THE FIRSTとの提携内容
一方で、THE FIRSTとのパートナーシップでは、研究開発中のAIキャラクターサービスの試験利用やAIデータセンターを基盤としたソリューションの開発、クライアントへの提供を重点的に進めていきます。これにより、エンターテインメント領域におけるプロダクト開発のスピードを加速し、地域の雇用と人材育成にも貢献する方針です。
提携の背景と日本の現状
この提携が行われる背景には、AIの市場規模が年々拡大しているという現状があります。経済産業省のレポートによれば、2030年までには約14兆円に達する見込みで、多くの企業がAI導入を進める中で、高度IT人材の不足が大きな課題となっています。特に、2030年には80万人もの高度IT人材が不足するという予測がありますし、地方における若手技術者の不足も深刻化しているため、これを解決するための施策が急務です。
未来の展望
ORENDA WORLDによる新たなデータセンターの設立は、経済産業省による「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金」にも選ばれており、これからの地域づくりや雇用創出に寄与することが期待されています。AI技術を活用した社会貢献に向けた取り組みは、今後日本全体の成長を支える重要な要素となるでしょう。
この提携によって生まれる新しい技術と人材の流れは、未来のIT産業において大きな影響を与えることが予想されます。今後の活動に目が離せません。