株式会社フォーバルと皇學館大学の連携
2023年5月16日、株式会社フォーバルは三重県伊勢市で皇學館大学と連携強化を発表しました。この取り組みは、「新しいあたりまえ」で新しい世界を創るというフォーバルの理念に基づき、地域創生に寄与するDX人材の育成を目的としています。
連携の背景
フォーバルは、ESG経営への可視化伴走型支援を実施し、中小企業の成長を後押しする「企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」としています。今回の連携は、2025年度に新設予定の「DX人材養成講座(仮称)」に向けた設計や準備をフォーバルが担当するというものです。これにより、地域の企業が直面する経営課題に対し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を駆使した支援を行うことが期待されています。
これまでの取り組み
フォーバルと皇學館大学現代日本社会学部は、令和5年2月に「地域創生のための産学連携によるGDX人材の養成」に関する包括連携協定を締結しています。この協定のもと、すでに130名以上の受講者を得て、DXをテーマにした授業や企業向けセミナーを実施しています。これにより企業との活発な交流が行われ、地域経済に直接的な影響を与えています。
「DX人材養成講座(仮称)」の狙い
新設予定の講座では、地域企業が直面する経営課題を解決するための具体的なカリキュラムを整備します。フォーバルは講座の教材開発や講師派遣を行い、DXに基づくESG経営を実践できる人材の育成を支援します。また、フォーバルは地元企業との受け入れ体制の構築や人材と企業のマッチングを進めるため、産官学連携に基づく強固なサポート体制を整える予定です。
高大接続の強化
フォーバルは、文部科学省の「DXハイスクール」に選定された皇學館高等学校のDXプログラムをサポートしています。これにより、学生たちが地域企業と連携し、実際にフィールドワークを通じて学ぶことができる環境を整えています。3年目には地元企業との具体的な連携が実現し、DX人材育成の一貫した流れを構築する計画です。
地元経済への貢献
フォーバルと皇學館大学は、育成したDXアドバイザーが卒業後に地元で活躍することを目指しています。企業ドクターとしての独立、地域企業の支援機関での就職、または地元企業でのDX推進担当としてのキャリアパスが考慮されています。これにより、地域の活性化と持続可能な社会の実現に貢献し、従業員の地産地消を目指します。
企業情報
株式会社フォーバルは1980年に設立された企業で、資本金は41億5000万円、東京都渋谷区に本社を構えています。商号の「フォーバル」は、情報通信、海外、環境、人材・教育、起業・事業承継を中心にしたコンサルティングサービスを展開しています。政府の方針に従い、地域経済を活性化させるためのDX・GX人材の育成を目指し、今後も取り組みを進めていく予定です。